Covid-19で世界中大変だった2020年も年の瀬になりました。そしてトップの写真はなぜかコロナビール…。
私自身は9月に自転車で転んで肩を少し痛めた以外はおかげさまで健康に過ごすことができました。
が、仕事でもプライベートでも、時間をかけて気合いを入れて準備してきたものが悉く途中でキャンセルになるという、まったく生産性も達成感も感じられない上に事後処理が無駄に大変な1年になってしまいました。でも、こういう人は私だけではなく世界中にたくさんいるはず。
いずれにしても人生の中でも特殊な1年だったと思います。
そして、地味に過ごすなりにもできるだけ楽しもうと試行錯誤。そんな2020年に私が地味にはまった物について記録しておくことにします。
海外ドラマ「ヴァイキング~海の覇者たち」
春のロックダウン中に見て、はまってた。ヴァイキングたちがフィヨルドを出航していくシーンなど見ながら、ちょうど1年前はノルウェー旅行に夢中だったことを思い出したりしてました。どうせならノルウェーに行く前に見ておくんだった。
- ちなみにノルウェー旅行記はこちらで読めますよ。
野蛮系イケメンとかいう、新鮮なイケメンカテゴリーも楽しめたわ。
そういえば、ノルウェー人はやたらとヴァイキングを誇りにしていたけど、このエロ&グロなドラマでの描写を見てると、「ヴァイキングを誇りにしてます!」とか豪語しちゃって大丈夫なのか若干心配に。ヴァイキング…ふつうに引くレベルで野蛮なんですけど…。
ちなみに秋のロックダウン中はスペインドラマ「ペーパーハウス(La casa de papel)」を見てました。これもけっこうおもしろかった~!! ベルリン(という名前の登場人物)から目が離せなかったわ。
イタリアのビスケット
春のロックダウンは、けっこう楽しんでたのよね。終わるとき実は「なんだ、もう終わりか…」なんてちょっとしょんぼりしてたくらいで、自分の引きこもり能力の高さに我ながらびっくり。なかなか素質あると思うわ。
このビスケットもそんな春のロックダウンの思い出の品だけど、昼食後に普段は飾りと化しているバルコニーのテーブルで「カフェごっこ」をするときの必需品。ロックダウン中に太った原因のひとつともいえる。へー、Abbracci ってイタリア語で抱擁って意味なのか~。チョコと生クリームのビスケットが抱きあってるイメージね。
フランスのビスケットはおいしいんだけど、バターと砂糖の主張が強い。ブルターニュのお菓子とかが良い例ね。あれはあれで中毒性があって危険なんだけど、やっぱり「異国のお菓子」ってかんじがする。一方イタリアのビスケットはどことなく日本のビスケットに似ていて、なじむのよね。そして調子に乗ってばくばくと食べてしまう…。
ヨーグルトケーキ (Gâteau au Yaourt) 作り
お手軽ケーキの定番「ヨーグルトケーキ」。と言っても、レアチーズケーキ的なつるんとしたさっぱり系のケーキではなく、特にヨーグルト味はしない普通のスポンジケーキのようなものが出来上がるんだけど、ヨーグルトが入っているおかげでしっとりして失敗しにくいらしい。よくある125gの一人分のプレーンヨーグルト1個とその容器を計量カップ代わりにして計量したほかの材料を混ぜてから型に流し込んで30分程度焼くだけというお手軽さが、(作る側に?)人気の理由。
普段めったにお菓子作りはしないんだけど、簡単だからと言って春のロックダウン中に暇つぶしに作って昼食後のカフェごっこのバリエーションにしていたところ、これまた太る原因に。反省して、今はおとなしく「ヨーグルト」を食べてます。ま、今は寒いから別にバルコニーでカフェごっことかしたくないのもあるけどさ。
野菜
特に「はまった」ってほどでもないし草食化したわけでもないけど、春のロックダウンで太ったあと食生活を根本から見直して、食卓にかなりの野菜が登場するように。あらゆる野菜料理のオンパレード。今年ほど野菜を食べた年ってないんじゃないかな?
「今日何食べる?」は自宅調理師の日々の悩みの種。毎日考えるの、けっこう面倒よね。しかも引きこもり生活のせいで、昼と夜のことを考えないといけないからますます大変。そんな話題のとき、以前は「冷凍庫に入ってるあの豚肉をそろそろ…」とか言う感じだったのに、今や、「まだブロッコリーが半分くらいあったよね。あれと人参で何か…」と、野菜が献立確定の決め手になる重要食材に格上げされてる…。
マウンテンバイク
最後に自転車に乗った思い出が6歳のときというありさまなのに、この年になって自転車に目覚めてマウンテンバイク(電動だけど)を買って道路だけでなく山の中も走るようになったのは皮肉なことにコロナでやたらと遠くに旅行に出かけられなくなったおかげだね。クリスマス休み中には、スキーに行けない代わりに雪山でファットバイクまで体験してしまったわ。
週末サヴォワに行って、半日くらい自転車に乗ってくるだけでものすごい気分転換に。
新たな娯楽ができたうえに、食生活の改善とあわせてダイエット効果まであって、ロックダウン前の体重どころか、何年ぶり?っていうような数値を体重計が示すようになったのは、今年の数少ない成果かな?
というわけで、来年はこの騒ぎが収まって通常営業の世の中になりますように(ただ、通常営業のスタイル自体にいろいろ変化があるかもしれませんね)。みなさん、引き続き体調に気をつけて良いお年をお迎えください。