湿度の高い日本のバスルームの掃除がぬめりやカビとの戦い。
一方、フランスのバスルーム掃除はカルキ(石灰分)との戦いと言える。
湿度が低いから一般的には日本よりカビは生えにくいけど、カルキはばかにならない。
(水漏れとか結露、換気が悪いなどの事情で湿気がある場合はさすがにフランスでもカビが生えるよ)
気を抜くと水回りがすぐ白っぽく曇ったり、水滴の跡が目立ったりする。水道管が傷みやすいのも我が家がウォッシュレットの設置を長年ためらい続けているのも、カルキのせい。特にお湯がね…。
さらに昔から水回りの不潔になぜか恐怖感を覚える私。カビなんてこわくて素手で触れない。当然カビの防止と早期除去に余念が無い。
カビの何がそんなにこわいのかは不明なんだけどね。
ブルーチーズとか、よくみんなあんなに青々したカビをおいしそうに食べるよね…笑。
ちなみに白カビが表面を覆ってるチーズは大丈夫。「これはカビではなくて、片栗粉か何かだから…」と自分をだましながら食べてるからね。
余談だけど、生のキノコも素手で触るのは苦手(食べるのは大丈夫)。
というわけで、掃除はできるだけシンプルかつ効率よく済ませたい。
そんな我が家で試行錯誤の結果落ち着いたバスルーム掃除の攻略アイテムをご紹介。
フランス生活を始めたけど、とりあえずどの洗剤が必要?という人は参考にしてみてね。
今回は洗浄力の観点でのご紹介なので、別のこだわりがある人は、白ビネガーとか重曹とかが重宝しますよー。
あと、洗剤類は表面の素材によって不適切な場合があるので要注意。
1. 一般的な汚れ落としクリーナー
この手の洗剤はいろいろあるけど、我が家ではこのクリーナーに落ち着いてる。
泡状で出て来るこの洗剤を掃除開始時にまずバスタブや洗面ボウルなどに全体的に吹きかける。少しおいてからスポンジなどで擦り、全体を水で洗い流す。
カルキ汚れも落ちると謳ってるけど、何となくカルキ汚れは落ち切らない気がするので私は下記の2も併用しています。
2. カルキ汚れ用クリーナー
昔、同じテーマで紹介したクリーナーがあったんだけど、見つからないことも多いので、こちらも愛用。
ジェルタイプ(?)とスプレータイプとがある。
1でバスタブや洗面台全体をきれいにした後、光沢が欲しい部分に吹きかける(ジェルタイプの場合は塗布)。
水道の蛇口や排水の栓など金属部分、シャワー周りのガラスやバスタブやタイルとかね。少しだけ湿らせた布で軽くこすってカルキ汚れを落とし、そのあと乾拭きで仕上げる。
それにバスタブやシャワー周りの壁のタイル、シャワーのホースなど。よく見ると実はカルキで白っぽくマットな感じになっていたりする。
それもこのクリーナーで拭くと本来の光沢が戻ってくるよ。
- 昔紹介したカルキ汚れ用のクリーナーはこちらの記事 (見つかるようなら、おすすめ)→ 水あかが異様に落ちるクリーナー
3. ガラス用ワイパー
我が家では該当しないんだけど、ガラス張りのシャワーとか、シャワーの脇に開閉式のガラス板がついているバスタブの場合は重宝。
このガラスがよく見るとけっこう白く曇っていて、アパート退去時の点検でも指摘されやすい。
退去前の忙しい時に水滴の跡で真っ白に曇ってしまったガラスを慌ててきれいにするのはけっこう大変。
なので、普段からシャワーの後にこのワイパーで上から下までサーッと水切りしてガラスの水滴を落とす。この一手間(1分もかからない?)で、ガラスの透明感をかなり保てるはず。
これにあわせて定期的に2のクリーナーで掃除するのがおすすめです。
4. 排水管用のジェル
右側が普段の掃除用。週に一回を目安にキャップ2杯分を排水口に流し込み、30分から1時間くらい水を流さずに放置。
左側の強そうなデザインの容器に入ったジェルは、詰まって流れが悪くなったときに使用。
夜寝る前に半分くらいどぼどぼと流し込み一晩放置すると朝には流れが良くなってるよ。
特にシャワー、バスタブの排水は髪が詰まりがち。普段からなるべく抜け毛が流れて行かないように気をつけておくのも手ですよ。
5. 応用編(「お手軽掃除」ではないけど、ときどきやると良いかも)
バスタブと壁の間のシリコンコーキングが剥がれてきたりカビたりする。ときどきやり直すと水漏れ防止にもなるし、清潔なバスルームに見えますよ~(我が家ではなぜか私のお仕事…)。
以上、バスルームの掃除用品として最低限そろえておくと便利なアイテムでしたー。