日本でも有名な「Troisgros(トロワグロ)」に行った話をします。
記念日を祝う目的だったので、数か月前からリヨンから行きやすい「3つ星レストラン」をリサーチ。
旦那のグルメな知人が大絶賛していたというトロワグロに決定。
この知人、何やらグルメサークルのような組織に属し星付きレストランをめぐっているらしい。
トロワグロといえば…
さて、トロワグロと言えば、以前日本でも出店していましたね。
あれは小学校の高学年だか中学生になった頃だかのこと。自宅に来客があり、親が小田急デパートのトロワグロのショップでパテだかテリーヌだかのお惣菜などを色々調達してきた。
そのおこぼれを試食して、普段食べ慣れないそのお味に感動した覚えが。「なんだ?この上品なお味の食品は?」
そのとき父親からフランスに「トロワグロ」っていう3つ星レストランがあるんだと教えてもらった。
へぇ、フランス人ていつもこんなおいしいもん食べてるんだぁ…(←若干勘違い入ってる)
予約の日がやってきた
もじゃもじゃうさぎ : 前にうちにあったあの*汚い車じゃなくてよかったねー。 (*我が家では一時期、完全なペーパードライバーの私の運転練習用に初度登録20世紀のおそろしくぼろい車に乗っていた。私の運転練習とアパート工事資材や廃棄物の運搬に大いに貢献したあと廃車になった)
相方 : は?ああいう車から、くまもんのTシャツとかで登場して派手に豪遊するのがいいんじゃん。車係に”ぶつけないように気をつけてね” とか言いながらキーを渡すんだよ。
- 相方の言う「くまもんTシャツ」を見たい人はこちらの記事の中の写真→ René Nardone ~ リヨン1のアイスの名店は本当においしいの?)
…などとIT長者の粋(なのか?)を語りあいながらお店までドライブです(うちはIT「長者」ではないよ)。
トロワグロに到着
トロワグロは田園の中にあり、車でないと行けない。でも車で行くとワインを楽しめないので宿泊まで予約してあった。
最初近くでお手頃価格の宿を探したんだけど、やっぱり豪華な食事したあと安宿に戻るのも微妙よね。
こうしてトロワグロを満喫し尽くすことに。
施設全体を訪問後、部屋に案内され、夕方階下に下りていく。あ、部屋にもトロワグロブランドのジュースやブリオッシュが準備されていた。
まずは、レストランに付随のバーに案内されソファーに腰掛けてアペリティフの時間。
ここで食事のメニューを渡され、ドリンク片手にゆっくりとメニューを眺める。
メニューも決まりしばらくすると「準備が整いましたので、テーブルへどうぞ」とレストランの席に案内される。
その前に舞台裏訪問ツアー。ワインカーヴでボルドーやブルゴーニュなどの名高い一流シャトーのボトルなど眺める。
そのあと、パンとチーズコーナー。そして厨房へ。
レストランの厨房に入れるって、初体験だわ。
広々とした厨房は驚くほど整然として清潔感を放っている。ていうか、食事の準備の真っ最中じゃないの??
厨房内は魚チーム、肉チームなどにわかれていて、最後に検品係による厳正な検品を経てテーブルに料理が届くらしい。
こうしてテーブルに案内され、お食事開始。
数々のお料理とワインを目と鼻と舌で楽しみ、デザートまで済むと最後にまた先ほどのバーに案内される。このバーのソファで食後のコーヒーやお茶などでくつろぎ眠くなってきたところでコース終了。
今回は敢えてディナーの写真は載せないけど、見た目も味も美しいまさに芸術作品のオンパレードだったよ。
「魚料理」なのに、おしゃれなデザートみたいだったり…。
次のページで、3つ星レストランは本当に「そのために旅行する価値のある」店なのかを今回の一夜を通して検証してみよう。