リヨンから小旅行したい。リヨンとは少し違う景色が見たいけど、適度に栄えていて交通機関でも行ける場所が良い。
そんな人におすすめの町の一つが、アヌシーです。リヨンから電車でも高速バスでも2時間くらいかな?
ただし最近人気なのか、特に週末などはけっこう人が多いので人混みが嫌いな人は要注意かも。
あと、アヌシー湖一周(アヌイチ?)とか、周辺の山でマウンテンバイクとかを楽しめるので、自転車率も高めです。
アヌシーの中心部ぐるり散策コース
今日は、もじゃもじゃうさぎのアヌシー満喫の散策コースでアヌシーの町を歩いてみることにしましょう。
テーマはいろいろあるとは思いますが、私は街並みをぶらぶら楽しむのが好きなので、水辺を中心に回ります。
それでは観光案内所のあたりから散策スタートしましょうかね?
ロマンチックなCanal du Vassé (ヴァセ運河) と「Pont des amours (愛の橋)」
まずはヴァセ運河をアヌシー湖に向かって歩いてみよう。小舟が停泊して白鳥なんかもいる運河と並木道がロマンチック。
湖のすぐ手前にある橋がPont des Amours。湖のほとりでデート(「プロ」とのものも含め?)したいカップルの待ち合わせスポットだったとかなんとか。
そういえば、中学生の頃この運河の写真見て一目ぼれしたんだよね。
うわ、これどこ?? へぇ、アヌシーっていう町かぁ…いつか新婚旅行とかで行きたいな~♡…ってね。
結局、新婚旅行じゃなくてわりとカジュアルに行く場所になってしまったけど。
驚きの透明度のアヌシー湖 (Lac d’Annecy)
Pont des Amours のむこうは欧州一の透明度を誇るアヌシー湖。
すきとおる明るいエメラルドグリーンがきらきらして印象的。
愛の橋から湖に向かって左側は広々とした公園になっています。
右に向かって湖に沿って歩いていくと、アヌシー湖から流れるティウ (Thiou) 川にぶつかるのでそのまま川に沿って少し歩き、横断歩道を渡ると旧市街に到着です。
水辺のカラフルな旧市街
こうしてたどり着いた旧市街ですぐに目に付くのが、川の中州のパレ・ド・リル (Palais de l’Ile)。
サヴォワ方面には、Maison Forteという、お城よりは小規模で地味なんだけど塔を構えたりして戦闘能力ありそうな中世の家が点在する。
12世紀に建てられたこのパレ・ド・リルももとはそんなMaison Forteなんだけれど、長い歴史の中では裁判所や牢獄など多目的に使われたそう。
パレ・ド・リルのある中州を左手に見ながら川に沿って進みます。カラフルな古い建物が並び、レストランが軒を連ねます。
途中 Pont Morens という橋がある小さな交差点に着いたら、橋を渡らずに右に曲がってパサージュをくぐりましょう。
パサージュを抜けたところにあるrue Jean Jacques Rousseau を左に進んでいくと、アヌシーのカテドラルがあります。
カテドラルの裏手に回ると、川に沿ってこんな落ち着いた雰囲気の小路に。
左(上の写真でいうと奥)に進んでいくと旧市街の端の rue de la Républiqueにぶつかるので、ここで左に曲がってQuai de l’Evechéに入り、折り返します。
さっきの Pont Morens まで戻ってきたら今度は橋を渡って、反対側へ。
雪国仕様の商店街
ここであちこちの建物の軒先がアーケードになっていることに気づくはず。雪国ならではの仕様です。
もう疲れたから坂とか上りたくない場合はそのまま旧市街を適当にうろうろしてみましょう。
アヌシー城 (Musée – Château d’Annecy)
まだ歩けそうなら、坂を上って高台のお城を見に行ってもよいかもね。
お城の裏手に回って細い道と階段を下りて来ると、左手にアヌシー旧市街の門にあたる場所にたどり着きます。
旧市街はそんなに大きくないので、案外早く見終わります。そろそろお茶とかごはんの時間にしても良いね。
そういえば、アヌシー旧市街ってけっこうアイスクリームの激戦区。
まだもっと時間に余裕がある場合は、
- お城のミュージアムを見学
- さらに丘を登って丘の上にあるBaslique de la Visitation という教会を見に行き、そこからアヌシー湖眺望を眺める。旧市街から20分くらいの上り坂。
- アヌシー湖クルージング
といったオプションもあります。
次のページでは遊覧船でのアヌシー湖クルージングのの様子をレポート。