Stationnement_Lyon

この記事は、フランスのリヨンでの話になります。

自宅に駐車場がない場合の駐車方法として、区役所に行って近隣住民用の路駐カードを申し込むという方法があり、我が家はこの方法で車を駐車している。

路駐は毎年8月は無料なので、区役所に届け出ていない代車でもなんでも8月末までは無料で停められる。

が、前回の記事に書いた通り、フランスの夏のバカンス期間中に修理工場に運び込まれた我が家の車の修理が9月に完了する場合、9月1日からは、今借りている代車に対して路駐カードを申し込まなくてはならない。ここでいくつか疑問がわいたので、区役所に質問してみた。

代車は車両名義や住所が異なるけれど、市の住民用路駐カードを申し込めるのか?

申し込めます。代車を借りるときに、修理する車両情報、代車の車両情報を明記した契約書があるはずなのでそれを用意。

そのほかに、通常の路駐カード申込みで必要な下記の書類を用意。

  • 住居証明 (光熱費の請求書や住宅保険の加入証明など)
  • 直近の住民税のAvis d’imposition (納税証明)。ただし、入居直後などでその住所の住民税をまだ納めたことがない場合は、住宅の売買契約書や賃貸契約書
  • 駐車する車両のカルト・グリーズ (Certificat d’immatriculation)
  • Crit’Air* の証明書(該当車両の登録番号入りステッカーの画像、ステッカーを購入した際に発行される領収書兼仮のステッカー)←2021年より追加

*排ガス関連で車両のクラス分けを表示したステッカー。一定以上のクラスのステッカーをフロントガラスに貼った車しか運行できない日がある。2021年より、市の住民用の路駐カードを申し込むときにこのステッカーが義務になった。

代車の路駐カードを申し込むと2台目扱いになるのか?

1台目は年40€だけど2台目は年60€と割高になるので、60€払うのかなぁ…と扱いが気になったが、1台目の入替えとして処理できるとのこと。

ただし(我が家の今回のケースでは9月1日だけど)代車を借りる日に区役所で入替えの手続きをし、代車を返しに行く日にも再度区役所に行って、もとの本人名義の車両を登録し直す必要がある。


ところで、借りていた代車にはCrit’Airのステッカーが無かったので、これを何とかしてもらわないと9月1日から路駐カードを申し込めない。どうしよう…?と思って修理工場に相談したところ、8月末に予定より早く車の修理が完了して戻ってきた。面倒だから急いでやってくれたのかなぁ…。

よって、路駐カードの手続き自体必要なくなり、事故の件は無事一件落着となった。

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