今年もまたフランス移住16周年記念日がやってきました。あ、別に毎年記念日を祝ったりしているわけではないんだけど、なんとなく「あー今日で●年か~」と思いながら毎年●の部分の数字が増えていくわけなのですよ。

それでこうして海外で暮らしている間に、「居住地での生活にあわせた感覚や言動」と「いくら海外生活が長くなっても抜けない日本人の感覚や言動」というのが出てくる。
前者は、海外生活が長い人特有の濃さで、はたから見るとおかしなかんじに見えてしまったりするんだけど、当事者にとっては「郷に入っては郷に従え」でよその土地で生きていくためにある程度必要で勝手に身についてきてしまう要素。

だから、日本人を相手に仕事をしている身でもあるので、私が行っていた高校が掲げていた「国際的な”日本人”女性を目指す」という理念を一応たまには思い出すようにして、あまり現地風になりすぎて日本人の感覚を忘れたりしないように一定のバランスを保つ努力はしている(そうは見えないかもしれないけど)。

が、そんな努力は一切不要で、心配しなくてもどこまでも日本人な感覚や言動というのもある。
というわけで今日は、自分の中の、そして海外在住日本人にありがちな(?)無意識のうちにやってしまうどこまでも日本人な言動をクローズアップしてみることにしよう。

1. 数字の数えかた

計算するときにとっさに口の中でもごもごつぶやく数字は必ず日本語。いちいちフランス語で計算するより速い。下手にフランス語で計算したら間違えそうだし。同様に指を使って数えるときも日本人らしく親指から指を折って数える。握った状態から親指、人差し指の順に開いていくフランス人風の数え方にはどうやってもならない。計算行為中は完全に日本人である。でも、これはどの国の人も、計算は母国仕様になってる気がする。

2. 車道を渡ろうとしていて、車が止まってくれるとなぜかつい小走り

止まってくれたんだから、ありがたく堂々と渡ればいいのについ小走り(フランス人は悠々と歩いて渡りきる)。

徒歩の場合の信号無視はフランス(だけじゃないと思う)暮らしのわりと初期から現地化が進んでいく人が多く、日本でも無意識にやって色々な意味で顰蹙を買っちゃったりする一方、在仏が長い日本人複数でこういうシチュエーションになってもなぜか皆で小走りしてる。

だって、待たせたら悪い気がしちゃってさ。でも車内に話題を提供してるかもね。「アジア人がみんなで一斉に小走りしてるw」ってね。反射的に出てしまう謎の行動。

3. スナック菓子の袋とかをほぼ無意識にこう↓してしまう

日仏夫婦の友人と互いに家に招待しあったりすると、私や友人が空になったポテチの袋とかでナチュラルに五角形の結び目を作るから、「なんであいつらお菓子の袋であんなことしてんの?」って旦那同士で話のネタになってる。でも、親とかから「スナック菓子の袋が空になったら五角形に結びなさい」とか躾けられた記憶もべつに無いのよね。いつどういうきっかけで始めたのか謎だわ。たしかにフランス人の家に招かれたときに、律儀にあの結び目を作ってお菓子の袋を始末してる人は見たことが無いかも。コンパクトになるから、フランス人もみんなやればいいのに…。

たぶん他にもいろいろあるんだけど、無意識のうちに出てる日本人ぽい行動3選でしたー。