Camargue

「そうそう、カマルグ (Camargue) って黄色いんだよね・・・」
車がカマルグにさしかかった頃、相方が言いました。

カマルグは黄色いってアナタ、前に来たの15歳くらいのときでしょ?もうちょっと気の利いたコメントはないの?なんですか、そのお子様クオリティの描写は?

というわけで、もじゃもじゃうさぎを乗せたぼろい車は、最終目的地であるローヌ川河口付近の湿地帯、カマルグに到着です。

今日はもうこれから出かけるには中途半端な時間なので、宿に着いたとたん、ちょっと早いですがいきなりアペリティフに突入!(ちなみに宿はキッチン付で、オランジュのスーパーで買い出し済み)。
このだらしなさこそ、バカンスだ!
飲み食いしながらこれからのプランを練ります。

カマルグを白馬に乗って散策する

カマルグに行ったらぜひ馬での散策を楽しみましょう。
というか、馬でないとあまり楽しくないかも。一面に広がる荒野と湿地帯に馬やら雄牛やらフラミンゴやらが見られる場所なので、景色がスペイン風で独特なものの車で走っても遠くに動物が見えるだけだし、湿地帯を泥まみれになって歩くって感じでもないし。

あ、でも、海岸あたりは徒歩でも散策できますよ。

あちこちに馬での散策ツアー(ガイド付き)があります。場所によって、湿地や海岸を行くコースだったり、雄牛見学コースだったり、とプログラムも様々ですし、1時間から半日までいろいろなバージョンがありますので、所要時間と、通るコース、集合時間、値段を聞いてぴったり来るものを選びます。乗馬経験の有無なども伝えておくと良いでしょう。「乗馬経験数日しかも全て忘却の彼方」のもじゃもじゃうさぎも、まったく初めての相方も楽しめたので、初心者でも大丈夫ですよ!

当然ですが、海岸まで行きたい場合は海寄りにあるツアーを利用すると良いでしょう。私たちはいくつか聞いて回って、「湿地と海岸を行く2時間コース。午後2時開始」に落ち着きました。ひとり45€ほどだったかな?シーズン前ということもあって人が少なく、もう一組のカップルと一緒にツアーに出発です。

こうして馬が湿地帯を散策してくれます。馬もいろいろ性格があって面白いです。

Camargue

もじゃもじゃうさぎの馬は・・・

前にいる馬のお尻をくんくんするのがお好きなようで、前の馬(のお尻)にしっかりついていくので、何もしなくても勝手に進んでくれる・・・と思ってたら、いきなり途中から道草を食いはじめるので気を抜けなくなりました。
比喩じゃなくて本当に「道草を食う」という様は初めて見たよ。

そして、どうも水がちょっと嫌いなようで、ほかの馬がじょぼじょぼと水たまりを通過していくのに、もじゃもじゃうさぎの馬だけできるだけ濡れないように水たまりを迂回しようとしています。

途中でカマルグ最大の池を通過するのですが、

Camargue

急にスピードが落ちて前の馬のお尻がはるか彼方に遠のいていました。最短コースを通って池を出るとすぐにまた前の馬(のお尻)に追いつくんだけどね。・・・お尻好きな馬、なかなか楽しませてくれました。

というわけで記念に1枚。

Camargue

馬での散策は写真があまりとれないのが残念なのですが、ここは馬の上から自分の眼で直接見る景色を存分に楽しんでくるのがコツです。

あとは、野鳥公園 (Parc Ornithologique) があるのでここでは徒歩でフラミンゴの大群を眺めたり、

Camargue_Parc Ornithologique
Camargue_Parc Ornithologique

車で走りながら、雄牛を見たり、

Camargue

と、まあそんな感じのアクティビティになります。

蚊がいるよ

それからカマルグには蚊がいます。3月でもいました。刺されたからといってマラリアにかかったりはしませんが、かなりかゆくなるので虫よけスプレーなど、対策しておくと良いですよ。

まとめ

こうしてみると、カマルグは葦があちこちに生えていて確かに黄色い・・・。だから相方に「カマルグって本当にあちこち黄色いね」って言って同意したんだけど、どうやっても馬鹿にしてるみたいな言い方になってしまうのはどうしてだろう?

そんなわけで、今日はこうしめくくります。

「カマルグは黄色かった」

Camargue

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Camargue (カマルグ) 43.624100, 4.527570 Camargue (カマルグ)

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