今年、私の周りで(だけではない気がするが)流行ってる調味料がある。

それは、トリュフ塩 (Sel à la Truffe)。

ふたを開けただけで辺りにぷんぷんと漂うトリュフの芳醇な香り。

これを料理にちょっとふりかけるだけで、いつもの食事が一気にグルメな食事に早変わりという魔法の塩だ。

我が家もサヴォワでバーベキューで焼いた肉にまぶしたところで病みつきになり後日自宅用に調達したんだけど、同様に人の家で食事に出されたのをきっかけに、その中毒性につられて自宅でも使い始めるという連鎖でじわじわ流行している模様。

塩としては値が張るかもしれないけど、家に居ながらお洒落なレストランのような素敵な味覚を楽しめるという効果を考えれば一家にひとつあって損は無し。一度入手したらしばらく楽しめるし。

でも、どうやって使うの?

色々使い方はあるんだろうけど、我が家では、単純に焼いた肉(ステーキ)にかけたり、アペリティフの野菜スティックに添えたり、付け合わせのパスタにオリーブオイルと一緒に絡めたり、朝から目玉焼きやスクランブルドエッグにかけて豪華ブランチのふりをしたり、と、素材のおいしさを生かしたシンプルな使い方をすることが多いかな(←工夫がないだけ?)。あと、マッシュポテトとか、ガレットのハムと卵の上とか…。

この記事でご紹介した、サヴォワのキノコ名人から以前いただいたトリュフ。キノコ名人はトリュフを作り、トリュフ狩り用の犬も飼っているという極めっぷり。別にトリュフ農家とかではなく、グルメ追求の道楽のためというのがすごい。

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