この間雪が降るというので、サヴォワへ雪を見に行ってきました。
こんなにいい感じに積もったのは久しぶりです。クリスマスだとすごく気分が盛り上がるんですけどね。
というわけで雪景色写真集です。画像をクリックしてお楽しみください。
ブドウ畑が一望できる美しい場所ではあるものの、ただの田舎のブドウ畑の景色といえばそれまでなので、あえてピンポイントでおすすめするような場所でもないのですが、一応どういう場所なのかお話ししておくと…。
ここはJongieuxという村のあたりのブドウ畑です。ちなみに、このサイトロゴのもじゃもじゃうさぎが抱えているボトルは、このJongieuxのワインなのですよ。
そして、この村にはブドウ畑眺望を見下ろすミシュランの星付きレストランなんかも実はあったりします。
ブドウ畑の先にある丘まで進んでいくとChapelle St. Romainというチャペルがあります。
もともとこの場所にはガロ・ローマ時代には神殿があったり、当時のキリスト教徒が埋葬されていたり礼拝堂が建てられたりと、宗教的にサヴォワでも古い歴史を誇る場所なのだそうです。今建っている、見るからに新しそうな礼拝堂は20世紀末に再建されたものです。礼拝堂の裏からは、ローヌ川を見下ろせます。
礼拝堂のそばに旅人像のオブジェがいくつもあるので何なんだろう思ったのですが、さっき車を下りて歩いてきたブドウ畑の中の小道は、キリスト教の、エルサレムとバチカンに並ぶ3大巡礼地のひとつ、スペイン北西部のサンティアゴ・デ・コンポステーラまで向かう巡礼路なのだそうです。この道はチャペルの裏手を通ってさらに先へ進んでいきます。
現地の観光案内所もこの周辺(下のローヌ川も含めて)をハイキングコースとしてすすめているので、近くへ行く機会があれば(あまりないと思いますが)、立ち寄って巡礼路のおこぼれを味わっても良いかもしれません。
ちなみにサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路ってどんな調子なの?という人のための体験談がこちらの記事の末尾にありますよ!