フランスに居住する日本人が車を運転しようとした場合、以下の通り滞在身分によって免許証の取り扱いが異なります。

短期滞在 (185日まで)
日本の免許証 + 国際免許証 

学生 :
日本の免許証 + 免許証の法定翻訳。2年目でも5年目でもフランス免許への切り替えはありません。

上記以外の滞在身分 :
フランス入国日から1年間は日本の免許証+法定翻訳で運転できるが、1年の期限内にフランスの免許への切替が必須(ワーキングホリデーの場合はビザ自体が1年なのでフランス免許への切り替えは無し)。

学生滞在許可証から就職やフランス人との婚姻等で身分変更を行った場合は、身分変更から1年以内にフランス免許への切替えが必要です。

この期限を過ぎてフランスの免許を持とうと思ったら、試験を受けなくてはいけなくなってしまいます。また、期限を過ぎてフランスの免許へ切り替えずに運転していて、検問等でそれが発覚した場合「無免許運転」となってしまいますのでご注意ください。

なお、まずは滞在許可証を受け取らないと仏免許証取得の手続きはできませんが、手続きの予約が半年くらい先になったり、切替に時間がかかったりする場合がありますので、1年あるからと油断せず、滞在許可証を受け取ったらすぐに予約をとった方が良いですよ。

実際に車を購入される際にも、フランスの免許を持っていたほうが保険などにも加入しやすいです(EU免許でないと引受けを拒否する保険会社もけっこうある)。

2013年から免許証のフォームやシステムが一部変更になりました(上にちらっと写っている写真は昔のフォームです…)

  • 以前は日本の(昔の?)健康保険証のような三つ折りの紙の免許証だったのが、今はプラスチックのカードになりました。おかげで昔は手続きの日に窓口で即日発行されたのに、手続きから半年以上かかって郵送されてくるシステムに変更。一応仮免許証(A4の紙)はもらえますが、ちゃんと免許証が届くのか心配になるレベルで時間がかかります。
  • 結婚して姓が変わった人でも免許証には旧姓で表示されます(データ上は現在の姓も登録されているとのことです)。
  • 昔は終身有効だった免許証に有効期限ができた(普通免許は15年)。終身免許証、おもしろいんだけどね…。以前仕事柄いろいろな人の免許証拝見!の機会があったんだけど、年配の人の免許証を見るのが密かなお楽しみだったわ。身も心もすっごい貫禄マダムの免許証の写真が女優みたいな美女(←しかも1960年代頃の感じなので豪華な雰囲気)だったり、しかめっ面のおっさんの免許証が超かわいいさわやかイケメンの写真付きだったり、もう全然本人確認にならない。この人たちにもこんなほほえましい時期が…。

といっても、フランス中の旧免許保持者に新しい免許証が行きわたるのはまだまだかなり先でしょうね。

余談ですが…

日本の国際免許証はフランスで有効ですが、逆にフランスの免許保持者が日本で運転したい場合、フランスの国際免許証は日本では無効です。フランスの免許証を日本で法定翻訳してもらって、フランスの免許とともに携行して運転します。

フランス人の配偶者などと定期的に日本で車で旅行したい場合などは、一時帰国の時にでも一度配偶者の免許証の法定翻訳もしてもらっておくと、次回からも使えて便利ですよ。