「フランスに行こう」と決めた時、どの町にするか迷う人も多いはず。
といっても圧倒的にパリが人気だけどね。私も渡仏を決めた時は、はっきり言って、地方都市という選択肢は全くなかったです。東京(一応…)から来た身としては、パリだってじゅうぶん小さいし、今でもリヨンより小さい町では暮らせないだろうと思います。サヴォワの田舎にもよく行くし好きだけど、ずっとあそこで暮らすのは無理だな。身体が野生派にできていないからね。
「●●で有名なこの都市で●●したい」という確固たる目標がある場合は、目標に突き進んで滞在先を選べば良いのですが、語学留学とかでいろいろ選択肢がある人は、どういう生活をしたいかに合わせて選んでみるのも一つの方法です。
パリとリヨンとどちらがおすすめかというのは、ありません。どちらにも良し悪しはあります。まあ、どちらを選ぶ場合も、自分の目的やライフスタイルに合ってないと、不本意な生活になってしまうかもね。
ここで、リヨンとパリがそれぞれどんな人におすすめか、どういうライフスタイルになりそうか、両方に暮らした私の視点で見てみましょう。
リヨン(地方都市全般?) |
パリ |
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メインの活動 |
自分の分野の勉強や仕事にじっくり打ち込みたい。 |
自分の分野の技術や知識そのものの習得というより、それ絡みの感性を磨いたり、人間関係を広げたりしたい。 |
社会生活 |
なるべく短期間で仏語の上達をめざしたい(日本語のサービスが少ないから必要に迫られるし、実際に上達が早い気がする)。 | とにかく手軽に仕事、アルバイトを見つけたい(求人は圧倒的にパリの方が多い。でもライバルも多い)。 |
環境 |
落ち着いた環境、人間関係の中で暮らし、フランスでの生活自体を満喫したい。 | 多文化の刺激的な環境で暮らしたい。 |
余暇 |
山や海などアウトドアでも楽しみたい(カルチャーイベントも無くはないんだけどね…)。 | スペクタクルやイベントなど、カルチャーを楽しみたい。 |
だいたいこんな感じでしょうか?比較検討の参考にしてみてね。