自宅でリヨンの代表的なショコラティエのチョコをブラインドテストで食べ比べた話の続きです。チョコレート好きなだけでプロではありませんので、以下的外れなことを言っているかもしれませんが、娯楽で行った素人の食べ比べということでよろしく!
スコアなどをおさらいしたい人はこちらの記事へどうぞ。
コメント
Philippe BelとSèveに見られたコメント
- 程よい酸味がある
- 繊細な食感
- ガナッシュがクリーミー
Bruno Saladinoに見られたコメント
- マイルド
- バランスが良い
- やや特徴に欠ける
BernachonとVoisinに見られたコメント
- 甘味が豊か(いちおう肯定的に書きます)
- 脂肪分が豊か(こっちもね)
ブラインドテストでも、コメントにはっきりと違いが出ていますね。我ながらびっくり。全部それなりにおいしくて食べ比べないと気づかないんだけど、食べ比べるとかなり好みに差が出ています。というわけで我が家ではやや酸味のあるチョコレートが高得点でした。あっさりと酸味のある繊細なチョコレートの方が飽きないのよね。
ここで改めて各ショコラティエについてネット上で勉強です。
Voisin:
創業1897年で今回登場の5点の中ではいちばん古い歴史をもつ。大規模チェーン。
Bernachon:
創業1953年。2代目はボキューズ家と姻戚関係。現在は3代目。カカオからの製造工程を自分たちで行っている点は要注目。
Sève:
創業は1991年で良いのかな…?フランスのショコラティエのベスト10に入るらしい。その他数々の賞を受賞。
Philippe Bel:
2004年のMOF(Les Meilleurs ouvriers de France: 最優秀職人)。お店は2006年に開店。
Bruno Saladino:
チョコレート部門でMOFのファイナルに2回残ったらしい。2010年に開店。
そう、我が家で得点が低かった2ブランドはいわゆる「リヨンの老舗」なのです。現代のヘルシー志向の人や一般的な日本人の好みには合いにくいのかも知れないけど、肉・臓物・脂肪料理でおなじみのリヨンでは甘くて脂肪分豊かなチョコレートが好評なのかな?
こうして前回の記事に書いたスコアやコメントと合わせて見てみると、特徴はなんとなく↓こんなかんじかな?
- 伝統リヨングルメのVoisin と Bernachon。いろいろな意味でリヨンっぽい。
- 洗練のSève。ブランド展開でお値段も少し高め。
- 職人ぽいPhilippe Bel。トップレベルの実力だけど地味めな店舗と安値で、チョコ一筋で勝負。
- 将来有望なSaladino。斬新な味を追求中?(実際、だいたい全部おいしいんだけどたまに妙な試みが見られる)。
以上、リヨンでのチョコレート選びの参考にしてみてくださいね。