リヨンに住むようになってから、フランス国内旅行では南仏方面へ行く機会が増えた。
今回は、アルピーユ山脈周辺。
ゴッホ晩年の療養先としておなじみのサン・レミ・ド・プロヴァンス (Saint Rémy de Provence) に泊り、近隣のレ・ボー・ド・プロヴァンス (Les Baux de Provence) を訪れた。
お城の廃墟
この村のいちばんの見どころは岩と一体化したような大きな城の跡。
まずは城を目指して坂を上るよ。まずは城の庭からの眺望を楽しんでみよう。
画像はクリックで拡大して楽しんでね!
このお城が栄華を極めたのは中世からルネサンスの頃。
自称「東方の三博士の一人バルタザールの子孫」とかいうレ・ボー侯爵一族のお城です。自称なんだね…。
いろいろあって(いろいろの詳細はここでは省略しますよ!)このお城はルイ13世の時代に破壊されたため、今は完全に廃墟です。
廃墟と無駄に美しい空の様子に、こういうゲーム (ゲームのことはよく知らないけど、イメージはダークソウルとかそういう感じね) とかありそうだなぁ、なんて思いながら景色を眺める。
村はどんな感じ?
そして、城跡から村を見下ろすとこんな感じ。
思いのほか夕日が美しかったので、日が沈むまで眺め続けてしまったわ。10月末の季節、なかなか良い場所に沈んで行った。
村自体は小さく、いかにも観光地の村。だけど、やっぱり石造りの建物と石畳の迷路のような小道ってワクワクする。さすが、「フランスで最も美しい村」のひとつだわ。
ところで、アルミニウムの原料のボーキサイト (Bauxite) って、19世紀にこの辺で発見されて採掘されるようになったから、そういう名前がついてるんだって。
この辺りのボーキサイトは20世紀の間に採掘し尽くしてしまって今はもう採れないみたい。
でも、ボーキサイトの「ボー」は、レ・ボー・ド・プロヴァンスのボーだったのか…。
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