サプンツァ

今日はこれからマラムレシュ (Maramures) 周遊のゴール、ハンガリー国境の都市オラデアまで向かいます。シゲトゥ・マルマツィエイから西に進んでいくと、サプンツァ (Săpânţa) という村に着きます。この村は小さいながらもこの墓地のおかげでルーマニアの中でも有名です。

ブルーをベースにしたカラフルなお墓が並ぶこの墓地、「陽気な墓 (Cimitirul Vesel) 」と呼ばれています。墓標には故人の生前の職業や趣味や死因などのエピソードが絵と詩とで描かれています。まあ、職業や趣味が描かれているものは「陽気」な墓としてほのぼの見られるのですが、よく見ると中には陽気とは言いがたい様子が陽気な色彩で描かれているものもあります。

たとえばこの写真の一番左の、3歳で交通事故で亡くなった子供とか、下の生首とか、ね。

残念ながらル-マニア語がわからないので、文字で書いてあることはよくわからないのですが・・・。グーグル翻訳でもやっぱりよくわかりませんでした。
あと一応犯罪者のお墓というのもあります。犯罪者のお墓は、普通のお墓には白い鳩が描かれているところに黒い鳩が描かれている模様。

1935年頃にイオン・スタン・パトラシュ (1908-1977) という彫刻家の村人がこのような墓標を作りはじめ、彼の死後、弟子が後を継いでいるのだそうです。もちろんイオン・スタン・パトラシュ自身のお墓もここにあります。

カラフルだからというのもありますが、それ以上に手作りの感じに温かみを感じさせられます。この「陽気な墓」を見ると、ルーマニア人ってほかの東欧と違ってスラヴ系ではなくラテン系なんだよな・・・ということが何となく実感できるのではないでしょうか?

この村は有名なだけに、この地方のわりにはやや観光地になっており、墓地の近辺にはお土産屋などが並んでいます。中に手編みレースのトップスなどが安く買えるお店があるのでそういう服が好きな人はのぞいてみるのもいいかもしれません。