マルセイユに滞在する場合は、旧港から船に乗って観光するとマルセイユの都市としてのイメージとちょっと異なる楽しみ方ができます。

以前にカランクめぐりをご紹介しましたが、このほかにマルセイユ沖合いの島を訪れるという選択肢もあります。イフ島 (Ile d’If) とフリウール島 (Ile du Frioul)とがあり、どちらかの島に行くチケットと、両方をはしごするチケットとがあります。

もじゃもじゃうさぎ一行はイフ島のみに行ったので、イフ島についてご紹介します。

旧港を出た船は20分あまりでイフ島に到着します。
ここはデュマの長編小説「モンテ・クリスト伯」でおなじみの島なので、読んだ方は名前をご存知かと思います。
この島にある要塞は、神聖ローマ帝国のカール5世との戦争対策のために、国王フランソワ1世によって築かれた後、宗教戦争の時代には新教徒の牢獄、その後も19世紀まで政治犯の牢獄として使われました。

このように隔離目的に使われた過去があるものの、城からの海の景色は美しく、マルセイユ滞在中の数時間だけ隔離されてみる分にはなかなかおもしろい島なのではないでしょうか。

ちょっとしたお店などもあるので、牢獄見学の後は潮風に吹かれてひとやすみなどもできます。

前の記事【ルーマニア旅行記】サプンツァの「陽気な墓」~Maramures (マラムレシュ) 旅行記
次の記事RIVER CAFE ~ セーヌ川のぺニッシュレストランでお食事 !