・・・と書くと敷居の高い町のようにも見えますがフランス中部の都市ディジョン(Dijon)はワインや料理も味わい深い一方、町自体も良い味をかもし出しています。

ちょっとだけ歴史のお話
パリのリヨン駅(Gare de Lyon) からTGVで約100分のこの町は、古くからワインで儲かっていたブルゴーニュ地方の中心地で、領主ブルゴーニュ公は中世には、現在のベルギーのあたりまで含んで、ブルゴーニュ公国という国を形成するほどの力を持っていました。
全盛期の14-15世紀には百年戦争ではイギリス側に加担し、ジャンヌ・ダルクをイギリスに売り渡したりする一方で、いわゆる騎士道文化を宮廷に花開かせたりしていました。

ちなみにその当時のブルゴーニュ公国の君主の名前は要注目です。

フィリップ豪胆公!ジャン無怖公!フィリップ善良公!シャルル突進公!
豪胆とか無怖とか、突進とか、なにやら景気が良いというかワイルドというか肉食獣の香りがするネーミング。善良公だけ、ちょっと草食王子な名前だけどね。突進公の死後、ブルゴーニュ公国はフランスに併合されます。ディジョンは、そんな君主たちに支配されてきたブルゴーニュの中心都市なのです。

よく見ると派手な街並み
以上の歴史うんちくを頭に入れて旧市街を訪れてみると・・・

1. 家の屋根はゴザのような模様つき。
2. 外壁もよく見ると石がカラフル。 ,
3. 教会のファサードには突起状にたくさんの彫刻が・・・。

(以上、下のギャラリー参照)

・・・と、いたるところに、豪胆な人たちが好みそうな景気の良い趣向が凝らしてあります。

郷土料理も、エスカルゴ、牛肉のワイン煮込み(ブフ・ブルギニョン)といった濃厚な味わいのものが楽しめます。これらは代表的なフランス料理でもあるのですが、この地方の郷土料理なのです。

肉と酒ね。そして豪胆で無怖でないと、カタツムリ(エスカルゴ)とか食べてみようとは思わないはず!

さらにディジョンではマスタードが有名ですが、カシスなど、いろいろなフレーバーで色とりどりのマスタードを作るという、世界的に見ても個性的なことをしてくれています。

町行く人々も、心なしか、美食の町らしく、いつもおいしいものを食べていそうな体格の人が多い印象・・・? (失礼!)

ディジョンから、ブルゴーニュワインのカーヴめぐりの半日ツアーがあり、観光案内所で申し込めます。あのロマネ・コンティの畑も見られたりします(残念ながらテイスティングは違うところ)。
ブルゴーニュワインはボルドーワインとの対比で男性的などと言われたりしますが、ワインの味だけでなく、いろいろな所に豪胆な男の香りをディジョンでは感じられるのではないでしょうか。

 

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