さて、前回の記事に書いた方法で路上駐車カードを申し込み、自宅の近所に割引料金で路上駐車をする権利を得て、ちゃんと指定の場所に正しく縦列駐車して、駐車チケットも買って、これで次に使うときまで安心だね!
と言いたいところなのですが、気を抜いてはいけません。
あまり車を使わない人、定期的にチェックしに行ったほうが良いですよ。
なぜなら…
1週間後、車を使おうと思ったら、車が消えてる!
え?盗まれた?ここに停めたはずなんだけど…としばらくきょろきょろしていたら、普段は無いはずの標識が見えてしまった。
引越しや工事などの際に、市(区役所)に頼むと臨時で建物前の路上の駐車スペースを有料で予約することができます。
誰かが駐車スペースを予約して当日の2-3日くらい前になると、日時が記載された「駐車禁止」の移動式の標識が該当の路上付近に置かれ、即席の駐禁エリアが出来上がります。
そう、普通に車を停めただけの場所が、知らないうちに勝手に駐禁エリアになって、知らないうちに自分の車が違反車両になってた…なんてことが起きたりするわけです。
月末や月初の週末や引越しシーズンは特に要注意です。
リヨン市内で車両をレッカーされた場合は・・・
まず、警察ではなくFourrière (連絡先、所在地は下記参照) に直接電話(車両登録番号を聞かれるので暗記していない人はCarte Griseを用意)してから、運転時に必要な3点セット(Carte Grise, 免許証, 保険の証明書)を持って引き取りに行きましょう。
Fourrière
38 rue Pierre Sémard – 69007 Lyon
Tél: 04 37 28 56 87
- 引き取り時にレッカー代(136€ ~): 1日ごとに10€の保管料をとられるので早く取りに行きましょう。
- 後日、自宅に郵便で届く通知に従って罰金
を支払うことになります。
ちなみに、わが家では今のアパートを購入後、工事で車を使うからと居住者カードを申し込んで、初めての月払いチケットを買った直後にいきなりこんな理不尽な事情でレッカーされたのでした。納得いきませんが、違反は違反です。
というわけで、居住者駐車カードの利用者は、路上駐車の場合はあまり使わない人も定期的に見に行く(なるべく普段よく通る場所に停めるようにする)か、居住者駐車カードで駐車できる「駐車場」が近くにある場合はそのような駐車場を利用(特に車を使わずに長期不在の場合とか)といった対処法がおすすめです(ただしこの手の駐車場も、マルシェの会場だったりすると、マルシェの立つ日は駐車禁止になるので要注意)。