
夏ですね…。標高600mのフリブールでも最近昼間は30℃超えの日が続いています。
食欲が減退しそうな暑い日は、手間をかけずにさっぱりと冷たいもので栄養補給したいですね。
そこで思い出した、なつかし(←まだ離れて1年ちょっとだけど)のリヨン料理、cervelle de canut (セルヴェル・ド・カニュ) !!
さっそく近所のデパ地下(←フランス食品多め)で材料を調達。リヨンの酷暑に思いをはせながらセルヴェル・ド・カニュをつくることにしました。なので、今日はこのお料理について語ってみます。
- リヨンの夏は暑い。詳しくはこちらもよろしく → リヨンの猛暑のしのぎ方
セルヴェル・ド・カニュって何だ?
フランス・リヨンといえば、美食の都。でもその伝統美食は、ちょっとクセが強め。肉、脂肪、臓物も多いからね。
お品書きに 「Cervelle de canut(セルヴェル・ド・カニュ)」 とあったら、敬遠するかも?
だって直訳すると「カニュの脳みそ」。
「え…リヨンなだけに、また何かの脳みそ料理? 豚? 牛? それともひつじ?…」
臓物が苦手な皆さん、ご安心を。中身はハーブとフロマージュ・ブランのさわやかなディップ。リヨンが絹織物の町だった頃、職人さん(カニュ)たちの好物だったという庶民の家庭料理です。
それにしてもちょっと失礼な名称ね。
これは、あれかな?脳みそに似た何かをおいしそうにほおばってる庶民の絹織物職人を上流階級の人が小ばかにして、そう命名したのかな?
1830年代に2回ほど絹織物職人が反乱を起こして立てこもったりして、上流階級と対立してたからね…。
特に2回目の蜂起はかなり大規模で、フランス労働者運動の走りにもなった事件なのですよ。フランスの労働者、19世紀も21世紀も熱いわね。
さて、そんなセルヴェル・ド・カニュ。リヨンでブション・リヨネと呼ばれる郷土料理レストランでも定番の一品です。
前置きが長くなりましたが、いよいよ作ってみましょうか。
材料はこちら

主要な材料はこちら。分量は4人分くらい作ったときの目安です。
- Faisselle(フェッセル)という、水切りして使うフロマージュ・ブラン。なければ普通のフロマージュ・ブランで代用してもOK: 250g
- 刻んだハーブ(チャイブ、パセリなど): 大さじ2くらい
- エシャロットのみじん切り: 大さじ2くらい
- ガーリックのみじん切り: 1片分
- オリーブオイル: 大さじ1~2くらい
- ワインビネガー: 大さじ2
- 塩、コショウ: 適当にお好みで
気になるレシピは?
…って勿体ぶるほどでもないんだけどね。
フロマージュ・ブランにみじん切りのハーブ類を混ぜて、オリーブオイルとワインビネガーと調味料で味をととのえるだけ。そして冷蔵庫で冷やしてなじませる。家庭料理だし、材料の分量はお好みで調整してね。
なお、今回はアレンジを加え、最初にフェッセルに生クリームを少し混ぜ込んでおき、オリーブオイルを減らしてクルミオイルを追加してみました。
前にシャナ(Chanaz)というサヴォワの村で購入したクルミオイルがあるのを思い出したので…。
- シャナのクルミオイルの話はこちらでどうぞ→ Chanaz (シャナ)~ブールジェ湖の近くの「サヴォワの小ヴェニス」
トーストしたパンやグリッシーニなどと一緒にアペリティフのお供や前菜にしても良いし、こふきイモなどに添えてもおいしいよ。




















