最終更新日: 2026年5月29日

フランスにいてワインを楽しめないジレンマ

フランスで生活しているというのに、私にはフランス生活謳歌を決定的に妨げる体質がある。

それは、アルコールに極度に弱いこと。もう「弱い」なんてもんじゃないからね笑。

飲める量を致死量とか呼んじゃうけど、それが比喩にならず本当に「致死量」なレベル。

フランスでなくても社会生活の上で不便だとは昔から感じていた。でもワインの国に住んでいるのにワインを飲めないって、我ながらすごく損していると思う。色々味わってみたいのはやまやまなんだけどね。

こうして、フランス向きでない体質を忌まわしく思いながら長年基本的にノンアルコール生活を送ってきた。

人がたくさんいるときにおこぼれをテイスティングする、とかそんな感じ。

ワインに目覚めてしまったんだけど…

ところがある日、郊外に住む友人宅で何かの赤ワインでお気に入りの Beaufort(ボーフォール)のチーズをほおばっている間に、赤ワインに目覚めてしまった。なにこれ、(今更感満載だけど)おいしい~!!みんな、こんなおいしいの味わってたのね?笑

私がワインを飲むようになった件は、しばらく周囲でホットな話題となっていた。じつは「帰りに運転したくない」という性悪な理由で飲んでいたというエピソードとともに…。

余談だけど(というか、普通に飲める人は無視して良いレベルの情報だけど)、本当に飲めないけど1杯だけ何か楽しみたい人は、「最初に1杯」よりも、最後に1杯がおすすめ。ある程度おなかが満たされてから始まるチーズと合わせてワインを楽しむ。こうすると酔いすぎずにワインの魅力を効率よく楽しめるかも…。と、超下戸目線でアドバイスしておくわ。

とはいっても決してアルコールに強くなったわけではないので、我が家で抱えてる問題はそんなに変わっていない。

コラヴァン (Coravin) を購入した理由

ワインの栓を抜いても夫婦2人だとすぐに飲みきれない。だから気軽に「ちょっとこのワイン試してみたいです」とも言いにくいよね。

コラヴァン

そこで数年前から近所のキッチン雑貨のお店で見て気になっていたのがこの Coravin (コラヴァン) 。 ブラックフライデーで安くなっていたのでこの機会に購入することにした。

購入の決め手になったのは、ブルゴーニュで立ち寄ったワインカーヴでもコラヴァンを使っていたこと。その道の人が使うんだから一応まともな道具なのだろう。訪問客が少ない季節などに特に重宝しているとの話だった。

コラヴァンの仕組み

コラヴァンは日本でもすでにワイン界隈で(?)有名よね?

ボトルのコルク栓に注射針のようなものを刺して栓を抜かずにワインを注ぐシステム。そしてボトル内の空いた空間にガスを充填して酸化を防ぐという仕組みになっている。コルクに空いた針の穴は自然に閉じる。

これで1か月くらいは同じボトルを楽しめる(あまり長く放置するとさすがに劣化する)。天然コルクにしか使えないから、ワイン購入時に栓の材質は要チェック。

このアクセサリーも優れもの

そして、おもしろいのがこれ。

コラヴァン

アクセサリーのこのシャワーみたいな注ぎ口。これを取り付けると、注いだ瞬間からデキャンタージュと同じ効果が得られる。私レベルでもブラインドで差がはっきりわかるくらい変るからおもしろい(←ただし「おいしく」なるかはワインによる。そういうのも含めておもしろい)。

メリットとデメリット

おもなメリット

  • ワイン好きな人の少しずつ色々飲んでみたい願望を気軽にかなえてくれる
  • 下戸でワインを敬遠している人にもにワインの世界を楽しませてくれる
  • 少人数でも料理に合わせて色々なワインを同時に楽しめる

おもなデメリット

  • まあまあ値は張る
  • 微妙にガスカプセルのランニングコストがかかる
  • 天然コルク限定

上に挙げたようなデメリットもあるけれど、食の世界というか食の教養が広がったりして得るものも多いと思う。コロナ禍のロックダウン中から我が家ではコラヴァンが予想以上に大活躍。

コラヴァンを使ってみたい方へ

少人数でワインを楽しみたいけれど、ボトルを空けるほどは飲まない人、料理に合わせて一杯ずつ楽しみたい人、気になるボトルを少しずつ味わいたい人、下戸なりにワインを楽しみたい人などにとても便利だと思う。

我が家のコラヴァンは、コロナ禍前のブラックフライデーで購入したものだけれど、2026年現在も相変わらず活躍している。