Village Gruyères

スイス生活も2年目のこの1年くらいの間に、スイス国内での行動範囲がぐっと広がった。ドイツ語圏にもわりとよく足を運ぶようになり、イタリア語圏にも出没。

こうしてあちこちの町や村、山をうろうろしているうちに気がついた。

スイスって…

国全体がテーマパークみたいじゃない?

そこで、今日はその説についてわりとまじめに検証してみたいと思う。

1. 見事なエリア分けと美しい町並み

Solothurn

テーマパークにはいくつかの「エリア」があったりする。未来エリアとか、中世エリアとか…。そして、テーマを演出する見事なセット。

スイスも負けていない。湖や優雅な町歩きエリア。アウトドアを楽しめるアルプス絶景エリア。古い町並みを楽しむエリア…。

しかも文化圏まできっちりわかれている。フランス語圏、ドイツ語圏、イタリア語圏、ロマンシュ語圏。そしてそれらがきちんと鉄道でつながっている。

石造りの町も、山小屋風の村もセットのように美しい。しかもセットでないのにみなぎる清潔感。この「きちんと感」、同じ国なのに文化圏によって微妙に違う。特にドイツ語圏のきちんと感は格別。外壁、どのくらいの頻度でメンテナンスしているんだろう?

ちなみに、文化圏の境界の我がフリブールは?

やはりドイツ語圏とフランス語圏の中間くらい。良い感じのゆるさなのが面白い。

「エリア」が変わる前の、中世の街並みを演出した休憩スペースみたいなもの?派手なアトラクションはないけれど、きれいで静かで落ち着く感じとか…。

2. 気合いの入った山岳アトラクション(山をのぼる執念がすごい)

世界最大級の急勾配をのぼるケーブルカー Stoosbahn。こうやって見ると絶叫マシーンの始まりみたい?

テーマパークのお楽しみといえば、アトラクション。

スイスって、山をのぼるための技術開発に余念が無い。

飲食しながらパノラマを楽しめる山岳鉄道なんて序の口。素人観光客でも標高3454mまでなら鉄道で行け、「登山」せずにロープウェーで富士山の山頂を超える場所まで登頂できてしまう。

標高だけではない。スイス人の執念は、快適に楽しく山をのぼる乗り物のスタイル開発にも及ぶ。

世界最大級の急こう配を上るケーブルカー、山を垂直に上るエレベータ、屋上テラス付きのロープウェイ…。よくロープウェイの屋上にテラスを設置してみようと思ったね。絶叫マシーンでこそないけれど、けっこう攻めた乗り物が多い。

そして、「え?こんな所で作業したの?」というような場所を工事した作業員たちも大したものだと思う。標高3000m超の山で鉄道敷設工事…?

3. ちゃんとパレードもある

夕方のパレード

テーマパークにはパレードも欠かせない。

スイスにももれなくパレードが!! 秋におしゃれしてバカンス先の山から帰って来る牛のパレードとか。ブラスバンドも盛んなようでイベントでよく見かける。

テーマパークと異なるのは、暮らしの延長にある住民参加型パレードってこと。

4. イベント遭遇率が高い

テーマパークでは季節に合わせてイベントも目白押し。

スイスも特に春から秋の初めにかけて週末に出かけると何かしらのイベントに遭遇することが多い。地域密着のおまつりで老若男女が皆楽しめる健全な雰囲気。

5. お土産グッズも抜かりない

テーマパークではオリジナルグッズのショッピングもお楽しみ。

スイスのお土産も、チョコレートに牛モチーフのグッズやぬいぐるみ、スイス国旗Tシャツ、時計(←ゴージャス土産枠) まで、テーマパークのお土産みたいなところがある。園外ではなかなか手に入らない「スイスワイン」もお忘れなく !!

6. パーク内消費はテーマパーク価格(と思っておく)

テーマパークと言えば、価格設定が特徴的。

そう、ここスイスでも、乗り物、飲食や宿泊などの価格設定がもれなくテーマパーク風(ということにしておこう)。

ところで、イベントのストリートフードは種類も質もけっこう充実しているし、食べるスペースも広く確保されているから、旅先でイベントに遭遇したらこういう屋台を利用するのもおすすめ。地元感も味わえるし、お財布にも若干やさしい。

結論

スイスは大人のための、牛と山がテーマの壮大なテーマパーク。

絶叫マシーンはなくても絶景はある。迫力ある大自然がしっかり整備されて安全に楽しめる。

そういえば、スイスは英語で Switzerland。

「ランド」名乗ってる…。やっぱりテーマパーク風。

さて、あなたはどのエリアに行ってみたい?

前の記事【フランス】水漏れ Dégât des eaux で誤解されやすいポイント3選