
スイスのホテル朝食でよく見るBircher Müesli
スイス(特にドイツ語圏)でホテルに泊まると朝食ビュッフェによく並んでいる「ヨーグルトにオートミールが混ざったあれ」。その名もビルヒャー・ミューズリー(Bircher Müesli)は、ミューズリーの中でもスイス発祥のスタイルである。「ビルヒャー」とだけ言うことも多い。
「名前は知らない(忘れた)けれど、スイスのホテルで食べた思い出がある」という人も多いのでは?
場所によってレシピも様々
簡単に言うとオートミールとフルーツを混ぜこんだヨーグルトという、おしゃれでヘルシーな朝食メニューだけれどホテルで食べるととてもおいしい。
山で活動するのにエネルギーいっぱいの伝統食なのかな?と思いきや、実は19世紀末頃のチューリッヒの医師 Maximilian Bircher-Bennerが考えた健康食が元になっているという。
そして、家庭によって、またはホテルによってレシピが少しずつ異なる。
ベリー系でピンクで軽めの「都会派またはさわやか高原系」ビルヒャーもあれば、ナッツやレーズンの入ったベージュでもっさりと腹持ちの良い「今日を生きる冬山登山系」ビルヒャーもある。いずれもリンゴが入っていることが多い。なお、元祖の健康食ビルヒャーは、すりおろしリンゴがメインだった模様。
ホテル風ビルヒャー・ミューズリーのレシピ
前にチューリッヒのほうのホテルで食べたベリー系のビルヒャーがとてもおいしかったので、これを再現してみた。
ということで、今日はピンクのビルヒャー。
基本混ぜるだけだから難しくはないけれど前夜に仕込みが必要だから、週末のブランチとかに張り切って作るとホテルの朝ごはん気分になるよ。
材料
第1段階(前夜に仕込み)

- オートミール (ロールド・オーツ / Haferflocken feinblatt / Flocons d’avoine fins) : 60g。粒が細かいタイプを使うと 一晩でちょうど良い柔らかさに。
- プレーンヨーグルト: 200g(酸味が強めのものを選ぶと、よりスイス風。クリーミーなヨーグルトの場合はレモン汁で調節してみてね)
- 牛乳: 80~100 ml
第2段階(食べたい当日)
- りんご: 1個(酸味が強い品種が良い)
- レモン汁: 小さじ1 + 適量(仕上げに必要に応じて)
- ベリーミックス (冷凍でも生でも…): 大さじ1~2
- はちみつ: 小さじ1~2
以下は隠し味用なので必要があれば。
- 塩: 少々
- 生クリーム: 大さじ1
- クルミやほかのナッツ類をすりおろしたもの(上記のクルミとは別): 小さじ1
作り方
第1段階(前夜に仕込み)
1. ヨーグルトと牛乳を混ぜ、その中にオートミールも混ぜて漬け込む。
2. ラップをかけて最低6時間(一晩とか)冷蔵庫で寝かせ、自分も一晩寝る。
重要: 一晩漬ける → これで全体がなじんでクリーミーになる。
第2段階(食べたい当日)

1. ベリーミックスを半解凍しておく(←冷凍の場合)。クルミを砕いておく。
2. リンゴは皮ごと使う。2/3を皮ごとすりおろし、すぐにレモン汁をかける。残りの1/3は千切りにする。こちらにもすぐにレモン汁をかける。
3. 昨夜漬けたオートミールヨーグルトに、すりおろしリンゴ、ベリー、千切りリンゴ、砕いたクルミを混ぜる。ベリーは部分的につぶしてから、淡くピンクの色がつく程度に加える。どぎついピンクにならないよう入れすぎに注意。桜色くらいにしておこう。
重要: リンゴはすりおろし+千切り → すりおろしリンゴで全体の味のベースを作り、千切りを加えることでシャキッとしたフレッシュな食感が加わる。
4. 甘みを補う程度にはちみつを加える(お好みで小さじ1~2くらい)。基本はフルーツの風味を生かしたいので、入れすぎに注意。
5. これで完成だけれど、味見してみてこの時点で何か物足りない場合は、レモン汁と塩で味を調節。塩は甘さを引き立てるのが目的だから、塩味にならないよう入れすぎに注意。
6. さらに完璧をめざすなら、生クリーム、すりおろしたナッツを混ぜ込むと、さらにコクが追加されるよ。
甘味や酸味は使うヨーグルトやリンゴによっても異なってくると思うので、お好みで微調整してね。
重要: 塩とレモン → 酸味が決め手なので、味がぼんやりしているなと思ったら、これらを加えてみると急に味が引き締まる
メモ
シンプルな料理だけれど、家庭やホテルごとにレシピが異なる。旅行中にホテルごとに食べ比べをするのも楽しいよ。
前夜に仕込んで朝はフルーツを混ぜる。週末のブランチに試してみてね。


















