Drapeau de la Suisse

スイスって国全体でも、私がフランスで住んでいたリヨンを含むオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地方よりも小さく、リヨン⇔パリよりもリヨン⇔フリブールのほうが近いというのに、国が違うだけに、フランスの日常と微妙に異なる点も多い。

この近距離でフランスでのあたり前が微妙に覆されたことを挙げてみよう。今回はネット&アプリがらみで4選。

1. Amazon が無い

フランスの amazon.fr かドイツの amazon.de はあるんだけど、スイスの amazon.ch というものは存在しない。

先進国でアマゾンが無い国ってあまり想定していなかったので、ちょっとびっくりした。

スイスのような購買力の高そうな国がなぜ??と思ったんだけど、いろいろ厳しすぎてアマゾンもスイスをあきらめた(?)とか何とか…。

じゃ、ネットでちょっとした細々したものを買いたいときスイスの人はどうしてるの?

もちろんスイスの住民もネットで便利に買い物してますよ。アマゾンの代わりとしては、galaxus.ch というサイトがおなじみの様子。

2. Yahoo! Japan が見られる

欧州経済領域(EEA) と英国では、2022年の春から Yahoo! Japan が見られなくなった。

知恵袋とかヤフーニュースの記事なんかが検索の上位に出てくるのに、面白そうと思って開くと↓このページが現れるので、フランスでときどき軽くイラっとしたものだ。

でもここは、案件に応じてヨーロッパだったりヨーロッパじゃなかったりする国スイス。今回はヨーロッパじゃないので、ヤフージャパン、つながるのですよ。

久しぶりに知恵袋の(たまにある)しょうもない質問(←実はわりと好き)を見て、スイスに引越したことを実感したよ笑。日本のヤフー知恵袋見てフランス→スイスの引越しを実感するっていうのも妙な話だけどさ。

3. Google ストリートビューの画像が古すぎてあてにならない

特に郊外などの最近の建物だと周辺の様子をストリートビューで見ても画像が10年前など毎回古すぎ。

素敵な感じのアパート(またはホテル)の写真&「買い物便利」とか書いてあるし、たしかに地図で見ると色々ありそう。じゃ、雰囲気はどうなんだろう?と思ってストリートビューを見てみたら、付近一帯草原で工事すら始まっていない様子。

いったい今はこの場所にどんな世界が広がってるんだろう???行ってみて変な地区だったら困るなぁ…みたいなことがよく起きる。

おかげでアパート探しの実地調査がけっこう大変だったのも良い思い出。

4. Waze(ウェイズ)使用禁止

グーグルと並んで車で便利なナビアプリWazeは、スイスでは禁止だそう。

理由は、様々な道路情報を教えてくれる Wazeは、オービスまで教えてくれちゃうから。

ドイツなどでも禁止のようなので、普段Wazeを使ってる人はよその国でも運転する場合、その国で許可されているか調べておくと安心だよ(車にナビがあればそれで済むんだけど…)。

たしかにスイスとかドイツとかは、こういうずるい(?)道具を嫌いそう…?

そんなわけで、スーパーで買えない特殊洗剤などは Galaxus でポチり、ヤフーニュースで日本の時事をチェックし、Google ストリートビューはスイス国内は参考までに見るけどあまりあてにしすぎず、Googleのナビを車内で使ってスイス生活中です。

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