冬のパリは寒くてどんよりして日も短く、写真を撮ってもやたらと灰色・・・という調子なので何をしてあそぶか迷うところなのですが、そんな季節こそ室内で遊ぶ、つまりスペクタクルの類を楽しむという方法がある。
パリの中心シャトレ駅近くの狭い雑踏の中にある1983年オープンのこのクラブ、入口は普通のカフェのようになっていて、ここで1杯飲むこともできる。
受付の向かいにある階段を地下に下りるとホールがあり、受付の奥のバーの先にももうひとつホールがある。
もともとは地下だけだったのを、その後地階部分を増設。地下のほうをSunset、地階のほうをSunside と呼んで現在は2つのホールでそれぞれ趣向の異なるジャズコンサートが毎日開かれている。
地下には行ったことがないので、ここに載せている写真は地階のもの。
チケットの入手方法
お目当てのミュージシャンがいる場合は前売り券(FNACなどのチケットショップや、お店のサイトからオンラインでも買えます)を買ってもいいですし、思いつきで行って受付で当日券を買うこともできる。
中に入ってみると…
せまい空間に客席がひしめき合っており、ところどころに小さなテーブルがある。まさに「ジャズクラブ」といったかんじの空間。
「昔はこういう場所はタバコの煙でもうもうとしていたものだけど、煙がたりないんだよね、煙が」とかいう人もいるかもしれませんが、世の中の禁煙への動きはここでも同じなのよね。
席によっては奥まっていて身動きをとりにくいなどの難があるので、早めに行ってテーブルもあり通路に出やすい快適そうな席を確保しておくと良いかも。
席に落ち着いたら、何か飲みながら開演まで時間をつぶそう。ドリンクは注文したものが運ばれてきた時点で代金を精算するシステム。
有名なミュージシャンのコンサートであっても、休憩時間にミュージシャンがバーで何か飲んでいたり外でタバコを吸っていたりするのを至近距離で見られたり、ちょっと声をかけたりもできるところが小さいクラブならでは。
パリで過ごす夜、オレンジ色の街並みを散歩しつつ1杯飲みに行きたくなったら、パリを代表するジャズクラブにふらっと立ち寄って音楽に耳を傾けながら1杯飲むというのも楽しいものですよ。
SUNSET-SUNSIDE
60 rue des Lombards 75001 Paris
http://www.sunset-sunside.com
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