今日はオニオンスープ (Soupe à l’oignon) を作ってみましょう。
オニオンスープって日本でもわりとおなじみのお料理なのですが、フランスはリヨンの郷土料理で、リヨンのブションと呼ばれる形態の飲食店に行くと必ず食べられます。
今回はそんなリヨンっ子の料理好きなDさん(おばあさん)が、「もじゃもじゃうさぎ、ブログにレシピ載せるの? じゃ、この素敵なスープ鍋で写真撮ってね!」と言ってトップモデル鍋を出してきて、はりきって伝授してくれたレシピをお届けします。
玉ねぎ 小5個(小さいのをたくさん使ったほうが味が出るらしい)
エシャロット 2個(ない場合は玉ねぎで補う)
バター
水 1500mlくらい(パンがスープを吸うので多めに)
フランスパンの薄切り(軽くトーストしておく)
すりおろしたグリュイエールチーズ (分量は写真を目安にしてください)
塩、こしょう
調理方法
2. なべにバターを溶かし、弱火で玉ねぎとエシャロットをきつね色になるまでいためる。バター好きのDさんが巨大なバター片を鍋に投入しているのが横目で見えたのですが実際には大さじ4とか5とかそのくらいかな? 玉ねぎがバターにひたるイメージで。
3. きつね色になったら、鍋にふたをして少し火を強めて時々かき混ぜたりしながら、あめ色(茶色)になるように加熱を続ける。目指すものは「黒こげ」ではないので、一応ちゃんと見張っていましょう。
4. たまねぎがあめ色になったら水を加えて沸騰させ煮込む。塩を加えて味を調節する。
スープの素とかワインとか入れたほうが味が出るんじゃない? と思うかもしれませんが、「オニオンスープ」というからには、玉ねぎだけで味を出すのが本来のレシピなのだそうです。白ワイン風味とか、これはこれでおいしいんですけどね。実際、おいしいバターで玉ねぎをゆっくり、じっくり、しっかりいためると、スープの素は無くてもきちんと味が出ます。
塩とバターはそれなりの分量が入っていたほうがおいしくなります。
フランスパンの薄切りとチーズをこのようにお皿に盛り、上からスープを注いで召し上がれ。
このあと各自お好みでこしょうを加えたりしても良いでしょう。