ミコノス島から船に乗って次の滞在地サントリーニ (Santorini)島へ向かった。ティラ (Thira)島とも呼ばれている。三日月形のこの火山島、島の西側 (三日月の内側) はカルデラになっていてこの絶景を望む白い街並みで有名。
特に北西の端にあるイア(Oia) という美しい町とそこで見る夕日は見逃せない。
港は険しい崖の下にあるので、まず300m の崖を登らなくてはいけない。といっても普通はホテルの送迎の車やタクシーなどで登っていく。車の台数も限られているので、送迎予約をしていなくても適当に同じ方面へ行く乗客と相乗りさせて、車は次々と出発していく。
そして港から崖を登る急な1本道はもれなく渋滞に。でも渋滞の車窓からいきなり海のパノラマは絶景を楽しめる。ちなみにやる気がある人は徒歩でも登れ、ここで荷物運び用のロバにもお目にかかれる。
この港を登ったところにある町は、島の生活の中心となるフィラ (Fira) という町。
「観光の中心はイアになるのでホテルはイアに確保して、ここまで遊びに来るようにしたほうが楽しめる」と誰かのブログに書いてあったのをホテル選びの参考にしたけれど、その通りで正しいと思う。
フィラとイアとはバスで行き来できます。ただし、イアのホテルは素敵なだけに値段も高めです。ちなみに私たちのホテルはイアからもちょっと離れていました・・・。
美しいイアの町
同じキクラデス諸島といっても、ミコノス島とは文化が少し異なる様子。(ミコノス島についておさらいする人はこちらへ)。
ミコノスのように真っ白な四角い建物ではなく、かまぼこ型で色がついている建物も多いです。かまぼこ型の建物に、輪郭ををピンクに塗ったら本当にかまぼこっぽくて楽しいかもね・・・なんて想像もしてみたり・・・。
イアの観光案内所で地図をもらおうと思ったら、「地図が必要なほど複雑な町ではないので地図はありません」とのこと。たしかに町の中はほぼ1本道。迷うような感じでもない。歩行者専用なので心おきなく散策が楽しめるよ。
この町は本当にどこでも絵葉書風な写真が撮れるのでついいろいろ撮ってしまうんだけど、後で見直すと「カルデラをバックにした何か (建物とかオブジェとか)」という、似たような写真でいっぱいになっていたりするので要注意。
また夕日タイムが近づくと観光客がぞろぞろと西の端へ向かって大移動します。夕日にこだわる人は早めに場所取りが必要かも。
ビーチは島の南東部、空港の近くにありますが、火山島らしく黒砂のビーチです。このビーチ周辺の雰囲気、島の別のイメージが楽しめます。
火山ツアーに参加してみた
サントリーニ島のカルデラ側の正面に現在も火山活動のあるネアカメニ (Nea Kameni) という火山がある。現地でツアーに申し込んで見学に行ってみた。
各ホテルを回る送迎の車でイアの崖の下にある小さな港まで行き、そこから島へ船で渡って上陸。そのあとティラシア (Therasia) というもう一つの島(ここもカルデラの一部)でランチをして帰ってくるような内容だったと思います。
このランチでは魚介の串焼きなど一応ギリシャ的なものが食べられるけど、まあ、ツアーの団体で行くセルフサービスのランチだということと、そもそもそんなに飲食店に選択の余地がありそうな場所でないことを頭に入れておこう。
人が暮らす村も…
ホテルの近くにフィニキア(Finikia)という小さな村があった。
イアのような華やかさはない生活空間としての素朴な村だけど、島の暮らしが垣間見えるこういう村ってなかなか味わいがあってかえって印象に残ったりするよね。