プロヴァンスのリュベロン地方も3日目。前日、前々日と山の中しかも難易度の高いコースを走って(紹介していないけど、初日は本当にきつかった…MTB強化合宿かよ…)かなり消耗した上に今朝は朝から少し雨が降ったので、山の中を走って泥まみれになりたくないよね。
前日(2日目)にEMTBで山の中を走った話はこちら→コロラド・プロヴァンサル (Colorado Provençal)周辺をEMTBで散策
というわけで、今日は普通に道路でペダルをこいで、宿のあるアプト(Apt)からルシヨンというオークルの建物が立ち並ぶ美しい村を見に行きます。
Véloroute de Calavon を通ってPont Julien へ
アプトのはずれから、サイクリングロードに入ります。ここはもともと鉄道が通っていた廃線跡をサイクリングロードに改造した場所らしい。
自転車で気楽に散策…とか、親子で仲良くサイクリング…なんて人におすすめです。
この道を走り続けていると、Pont Julien(ユリウス橋?)という古代ローマ時代の橋があるので、まずはここに立ち寄ります。紀元前27年~紀元14年頃にかけられた長さ80m、幅6m、高さ11.5m の橋で、3つのアーチからできている。今は徒歩か自転車で渡る感じだけど、2005年まで県道に組み込まれて普通に車が通ったりしていたらしい。2000年たってもまだ現役って、古代ローマ人もびっくりしそうだね。
橋をUターンして、30分ほどペダルをこぎます。上り坂です。
ルシヨン(Roussillon)に到着!!
ルシヨンの村のふもとに到着します。村のふもとの駐車場の片隅に自転車を停められる場所があるのでそこに停めても良いし、上まで上がって村役場がある広場の片隅にも停められるのでそちらでも良い。でも村の中は徒歩のみなので、自転車は押して上がりましょう。
まずは展望台のような場所があるので、そこに上って村の全貌を眺める。確かにオークルの村だね。
この辺りはどの村もオレンジ色の屋根にベージュ色の石壁の、プロヴァンス地方って感じの家が並んでいる中、ピンクや黄色がかったオークル色に輝く村はここだけです。
一度駐車場の所までおりてから自転車を押しながら坂を上り、村役場の前の広場に無事自転車をつないで、散策開始。
オークルと言っても、黄色っぽい色、オレンジ、ピンク、赤っぽい色までニュアンスが様々で美しい。村役場の前の広場のカフェでお茶の時間にします!!
ただ、この村…観光村になりすぎて落ち着いて暮らせなそう…。あ、写真には人が全然写ってないんだけど、けっこうにぎわってました。「美しい村」って確かに美しくて好きなんだけど、美しい暮らしが実現できる居住空間かどうかは別問題よね。
「美しい村」と分類される村でも、医者とか、クレディアグリコール(農協系銀行)の支店があるような、生活感あふれる村(村ってのはそもそも生活感があるものだと思うんだけど…)もある一方で、ギャラリー、飲食店、貸別荘だらけでもはやテーマパークと化している村もけっこうある。
ただ、後者のタイプの村のアトリエ兼ショップみたいなところって案外素敵なものが見つかる場合もあるから、「美しい村でショッピング」というのも嫌いではないのよね。時間があったらお店をのぞいてみるとそれはそれで楽しいってこともいちおう付け加えておきます。
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