スキーって、よく考えてみると苦行じゃない?
(↓以下、受験生とその関係者には好ましくない単語が含まれていますよー)
寒いし、荷物重いし、スキーブーツ履くだけで無駄に疲れるし、歩きにくいし。
しかも幼少のみぎりから、雪道やら凍結した道路やら、ワックスがけをした床やら、お風呂の濡れた床やら、バナナの皮やら、日常生活のあらゆる場面で「滑り」は危険だから極力避けるよう促されて育ってきている。比喩的にもポジティブな意味で使われない単語よね。なのに、ここに来て「さぁ、滑りなさい」って、正気とは思えないわね。
で、挙句の果てには夕方にはすっごく疲れてるし全身が筋肉痛になったり、運が悪いと怪我とかしたり…。泊りがけだと、筋肉痛なのに次の日もまた朝から張り切らないといけないし。
ほんと、なんでみんなスキーとかやるんだろう?マゾなの?
↑こういう景色を見るとこれらの苦行が帳消しになる、というのがスキー好きなマゾな人たち大多数の意見ね。まあ、わからなくはないけど。雪山、美しいからね。
それから、スキーに行っている間って昼間はスキーのこと以外忘れるし、夜は疲れすぎて他のこと(仕事とか日常の諸々)を思い出す前に眠くなる、という良さは確かにあるかも。
あとは上手な人は滑走のスピード感とかターンの爽快感とかなのかな?
というわけで、今シーズンのクリスマスはゲレンデで過ごしました(相方一家はスキーファミリーなのです)。
普段は低血圧の女子かと思うほど朝に弱い相方が朝から元気いっぱいハイテンションという面白い姿が拝める貴重な機会でもあります。そして昼も15分くらいでサンドイッチを頬張って、あとはひたすら滑走タイム。
「スキーは苦行」とか書いてるレベルだけど、一応今年もスキー場について語ってみるよ。
- 去年行ったアルプ・デュエズの話もよろしく!→ アルプ・デュエズ (Alpe d’Huez)でスキーをしたよ
行った場所は、ラ・ロジエール (La Rosière) という、イタリアとの国境近くにあるスキー場。山の反対側はイタリアなので、スキーでイタリアへ行くこともできるらしい。
ラ・ロジエール (La Rosière)
雪の多さと天気の良さが売りで、シーズン初めのクリスマスの時期でも雪がありそうな様子だったので、このスキー場を選びました。
実際、今シーズンのオープン時に150㎝くらいあったらしく、2月の今は260cm以上。南向きのスキー場なので雪が多いのに寒すぎないのが魅力。
基本情報
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- 所在地: La Rosière, 73700 Montvalezan
- 標高: 1850m~2800m
- 面積: スキーエリアは648ha
- リフト等: 38本
- コース数: 91
- ゲレンデマップ(イタリアへの行き方がわかりにくい)
- スキー場サイト
中級 (Piste Bleue)~上級 (Piste Rouge) コースが多いです。初級コース(Piste Verte) は、子供と初心者向けのごく短いコースしかなく、一方で超上級コース (Piste Noire) も少なめ。
そんなコース編成のおかげか、今回私のスキーレベルが数日で著しくアップ(笑)。何しろ昼休み15分の、スキー強化合宿だからね。雪質も良かったよ。
- こちらのスキー場も中級天国で中級者におすすめ→ ラ・プラーニュ (La Plagne) でスキーをしたよ
歩行者コース
それから、スキーではなく徒歩で雪道を歩ける散策コースというのもいくつかあって、散策している人たちもいました。長く滞在する場合、そんな日があっても面白いかもね。
アフタースキーはスパでリラックス?
村の感じは、建物の大小にかかわらず、統一感のある山小屋スタイルの建物が並んでいて、四角いコンクリートの塊みたいな建物がないため、かわいらしい印象です。ただ、ゲレンデまでちょっと歩くかも。
- 村のかわいさにこだわる人におすすめはこちら → スキーも楽しめる”フランスで最も美しい村”~Bonneval sur Arc
あとね、日本人としてはスキーと温泉はセットだったりするじゃない?アフタースキーは熱い温泉で疲れた足を癒したいよね。
ここには温泉ではないんだけど、スパ(ホテルの併設でも宿泊者以外も利用可)も複数ありました。スキーに水着って変な組み合わせだけど水着を持っていくの、おすすめです。
全4日のうち3日は好天に恵まれたものの、1日はスキーができない日があったので水着持っていけばよかった…。