ナントから半日で遊びに行ける、河口の港町ポルニック (Pornic) についてご紹介します。
ポルニック駅の脇に観光案内所があるので、ここで地図をもらっておきましょう。また、ポルニックの観光案内所に限りませんが、滞在予定時間に合わせて見どころを提案してくれるので、相談してみるとより観光が捗ります。
今回は「2~3時間です」と言って提案してもらったコースで話を進めたいと思います。車の人も駅前の無料駐車場に車を停めて散策スタートです。

Pornic

ポルニックを2~3時間で散策!
フランスのほかの町と同様、教会を中心に旧市街がありますので上の写真に写っている教会に向かっていくのですが、ちょっとおなかがすいたので、ブルターニュ方面の名物クレープとシードルとで腹ごしらえでもしていきましょうか。
ちなみに、私のように昼間からシードルなんて飲んだらこの後の観光に差し支える人や、車を運転してきた人などは無難にりんごジュースでも飲んでおきましょう。

おなかがいっぱいになったら、教会へ向かって小道をのぼっていきます。教会の近くにマルシェの開かれる広場があります。マルシェが開いていればちょっと楽しめるかもしれませんが、閉まっていると、ただの広場です。
さらに進んでいくと古いお城があります。15世紀には ジル・ド・レ(Gilles de Raie)という、ペローの「青ひげ(Les Barbes Bleus)」という寓話のモデルとされている人物の所有となっていたこのお城は、「お城」というかんじのお城なので興味深いのですが、残念ながら個人所有のため一般公開はされていません。

お城の外を回って坂を下りてくると、ちょっとした港のようになっている川に沿って遊歩道がありますので海のほうへ向かって遊歩道を散歩できます。海のほうへ進んでいくと別の港が見えてきます。その辺りまで行くと、散策にもだいたい満足できるので、折り返してきます。

帰りは、旧市街ではなく川沿いの遊歩道を通って戻ってきます。ちょっと疲れてくる頃遊歩道は町の中心にたどり着きます。すると「お疲れさま!」と言わんばかりに、この地方で有名なLa Fraiseraieというアイスクリーム屋さんが現れるので、アイスでも食べてひと休みです。ちなみに、いちごを中心としたフルーツの加工品(ジャムとか)も店内で販売されていますので、ついでにお土産をここで調達するのも良いかと思います。

なお、スパリゾートでタラソテラピーを楽しんだり、夏であれば海のほうへ出てビーチで海水浴を楽しんだり、という滞在もできますので時間があれば半日といわず、泊まりでのんびり過ごすのも良いでしょう。

ギャラリーにいる犬ですが、人間と同じスタイルで港を眺めていておもしろかったので1枚記念撮影。

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