10年半のリヨン生活は、公私ともども色々な経験ができとても充実していたと思う。
そんなリヨンなんだけど、10年住んで生理的にややきつかったこともいくつかある。
リヨンに来る人は覚悟したほうが良いかも…という点を挙げてみよう。でも良いこともたくさんあるから、あまり心配しすぎないようにね。
リヨンで好きだったことはこちらにまとめてあるよ→ Lyon へ移住!!~パリからリヨンに引越してよかったこと
(10年前に書いた記事なので今見ると若干事情が変わってるかなと思う点もあるけど、大まかな印象は今もだいたい同じです)
花粉の都
日本にいた頃は花粉症持ちだったのが、花の都パリに住むようになって症状が出なくなっていた。花粉症のことなどすっかり忘れていた。
が、リヨンに引越して数年が過ぎた頃からまた発症するようになり、気がつけばアレルギーの薬が常備薬に。
医者によると、リヨンはアレルギーの町らしい。カバの木とかブタクサなどの花粉が飛び交う「花粉の都」…。
たしかに春になると、皮膚がらみの問題で病院の付き添い依頼がちょこちょこ来たりしていたので、アレルギーの町なんだろうな。
夏の暑さ
リヨンの夏は暑い。フランス全体から見ても暑い町なのですよ。夜になっても気温が下がらない。
湿気を含む日本の夏の暑さよりはましかもしれないけれど、エアコンが一般家庭にあまり無いから本当にきつい。
この話は、なんでこんなに暑いのかなどを含めて別の記事に詳しく書いたので、こちらもよろしく→ リヨンの猛暑のしのぎ方
蚊の多さ
私は蚊が大嫌いである。といっても「私、蚊が好きなんだよね~。暗闇に響くあの音とかなかなか良いよね」などという人にも会ったことないけどね。
音もイライラするし、人の血を勝手に盗んで唾液の変な成分やら注入していくし、ひどいと病原体までくれるし、蚊の妊活って超迷惑なんですけど。
南アフリカへ行ったときは予防薬のんだ上で虫よけスプレーでガードしまくったけど、それでも毎日本気でマラリアが心配だったわ。
リヨンにもパンチの効いた「やぶ蚊」が出没するのよね。窓に網戸が無いから容赦なく侵入してくるし、ここ数年リヨンのホットな夏のホットな話題になってるわ。
こうして改めて見てみると、冬がいちばん快適な季節ってことになる?
リヨンで暮らすみなさん、ちょっと大変かもしれませんが、がんばりましょう。