ゲランド (Guérande) は塩で有名な町です。
たいていはナントやラ・ボールといった町を経由してこの町へアクセスする感じになるかと思います。行政面ではロワールに入りますが、文化的にはブルターニュっぽかったりします。
ではゲランドがどんなところかというと、上の塩のパッケージが概要を物語ってくれています。
城と塩田・・・?
そのとおりです。町の外はイラストにあるような塩田(フランス語ではMarais salant といいます) があちこちに広がっていて、これまたイラストにあるような中世から残る城壁の中にある小さな町が、ゲランドの町。で、特産品はこの袋の中のFleur de selという、海水から天日で乾燥して採られた結晶状の灰色の塩。
この塩は1000年以上も受け継がれている伝統的な製法で作られているのだそうです。「原始的な製法」というと、ちょっとイメージが変わるのはなぜでしょう・・・? 1000年以上って、日本で言うと平安時代ですから、かなりの伝統オーガニック塩ですね。
ちなみに写真の「袋がすべてを物語る塩」は、塩田の中をドライブ中に見つけた生産者直売所で購入しました。
直売所だと250gでだいたい3€前後で買えました。あとでゲランドの町のお土産屋さんで見たら、125gで3€ほどしていました。(パッケージもすてきなお土産仕様にはなっていましたが・・・)
ほかにも、スパイスが混ざっているものや海藻入りのものやさらに食用以外にバスソルトなんかもあります。海藻入りの塩って、おにぎり向きのイメージですね。
この町は、塩購入のほかにも旧市街を散策して過ごせるというお楽しみ付きの観光地なので、日曜日でもにぎわっています。ゲランドの塩を使った塩バター系の「中毒性のある」お菓子も名物です。旧市街の中ほどにLe Comptoir du Chien Assis というお菓子屋さんがあり、キャラメルなどのお菓子が量り売りで買えますので、散策のおともやお土産にも便利です。
Le Comptoir du Chien Assis
Kouign Bihen
9 Rue Saint Michel 44350 Guérande