ポン・デュ・ガール (Pont du Gard)
世界史の教科書か資料集かで見て、その見事な水道橋に衝撃を受けた。古代ローマの建造物は遺跡を見るだけでもどれも目を見張る出来栄えですね。2000年前の橋がこれって、そしていまだにこれだけの形で残ってるって、古代ローマ人技師、有能すぎ。現代のイタリアの橋ときたら…。
このポン・デュ・ガールだけ実物を訪れたのが遅くて、わりと最近。もう昔、訪問を夢見てたことすら忘れてからのことだった。
ギャルリー・ヴェロ・ドダ (Galerie Véro Dodat)
雑誌のパリ特集記事でこの1826年オープンのパサージュ(アーケード)を見て一目惚れ。
鉄の枠とガラスを使ったアーケードが当時斬新で流行ってたらしい。両側にはお店が入っている。19世紀の世界に吸い込まれていきそうな風格あるこの通路は、いまだにパリに行くと通り抜けたくなる…。
こういうパサージュは有名なものだけでもいくつもあるんだけど、私はここがいちばん好きだな。
ラ・メゾン・ローズ (La Maison Rose)
雑貨屋で売ってた↑まさにこういう感じのポストカードの写真を見て、このピンクのレストランはパリのどこ?? と気になってた(パリなことはなんとなくすぐ想像できたんだけど…)。写真の中にしっかり住所が書いてあるんだから、今なら一発で場所が特定できるんだけどね。このピンクのおうち、ユトリロの絵にも描かれていますね。
このお店で飲食したことはないんだけど、モンマルトルの丘の上のこの一帯、小さいぶどう畑なんかもあって、パリ市内にいながらちょっと遠出した気分になるから散歩が楽しい。
10代の頃の私はこのような写真や映像を見てフランス行きを夢見ていたのでした。初期に行ってみたかった場所は大体全部行ってしまったけど、その後も新たな発見があって、行ってみたい場所が尽きないわ。