サヴォワ地方の郷土料理チーズフォンデュ (Fondue Savoyarde) は、寒い夜などに鍋パーティのようなノリで楽しめるお料理です。

材料
チーズ・・・
グリュイエール系 (ハードタイプ) の上質のチーズを3種類細かく刻んで(すりおろして)混ぜたものを一人当たり200gほど使いますが、上の写真のように、忙しい現代人が労力と時間とを節約できるようにすでにフォンデュ用に準備されたものも売られています。写真のものはYenneという村にある酪農協同組合のお店で購入したもので、TommeEmmentalMeuleの3種混合(←ワクチンぽい響き)となっていました。

 

ワイン・・・サヴォワ産の辛口白ワインを一人当たりワイングラス1杯分 (100ml) くらいです。

パン・・・バゲットを一口大の大きさに刻んでおきます。

ナツメグ・・・粉末状にしたものを2つまみ分くらい
ニンニク・・・1片

今回は4~5人分作りました。では、調理スタートです。

 

調理方法

1. まずはキッチンの火を使って準備です。フォンデュ用の鍋を温めてにんにくの内側の面を鍋全体にこすりつけます。

 

 


2. ワインをフォンデュ鍋に流し込みナツメグを入れて加熱します。

 

 

 


3. チーズを少しずつ木のへらでゆっくり8の字型にかき混ぜながら鍋に入れます。火は弱火で。しっかり溶かさないと、チーズが鍋の底に溜まって上澄みは液状という状態になり、食べるときにパンが鍋の中に落ちたりして厄介です。

 

 

 


4. テーブルに場所を移して、鍋を下から温めながら専用のフォークをパンに刺して、チーズに浸してみんなで仲良く召し上がれ。

ちなみに、パンをお鍋の中に落とすと罰ゲームがあったりしますので気をつけましょう。

おかずはハムを数種類とサラダなどを用意しておくと良いでしょう。チーズとハムという塩味コンビなので、一晩中のどが渇いたりするのよね。サラダや水で水分補給をお忘れなく。デザートもさっぱりしたものの方が良いかもね。

 

 

 

前の記事イノウエベーカリー~東京多摩地区でフランス気分を味わえるパン屋さん
次の記事Sunset-Sunside ~パリを代表するジャズクラブで夜遊び