世界遺産にもなっている中世の町並みがご自慢のプロヴァン(Provins)では年じゅういろいろなイベントが企画されているけれど、特に有名なのが6月3週目の週末に行われる中世祭り (Fête Médiévale)。
- プロヴァンについてはこちらの記事 → Provins (プロヴァン)~パリから日帰りで行く世界遺産の中世都市
中世祭りはどんな感じ?
丘の上の旧市街は中世風の装飾が施され、機材などの現代の素材もすべて藁やら布などの天然素材で隠される徹底ぶり。普段から中世っぽい街並みにさらに磨きがかかり、本当に中世のお祭りに来た気分(中世に祭りに行ったことがあるわけじゃないけど…)。なかなかクオリティの高い祭りを楽しめる。
そんな中をさまざまな中世コスプレの老若男女が闊歩する。みんなコスプレにすごい気合いが入ってる。若者のコスプレも良いのですが、老夫婦の「領主様だかご隠居様のご夫妻」っぽいコスプレも貫禄があって素敵だわ。
↓この写真の人たちなんて役になりきっていますね。
炭火で肉を焼く屋台、中世の衣装や甲冑などを売る屋台や各地の物産市(そもそもプロヴァンは交易の定期市が開かれる町だったから?)、城壁の外側にもゲームコーナーや、織物や鍛冶などの職人の技が見られるコーナーなどがあります。
そのほかにも中世音楽を奏でながら練り歩くパレードがあったりと中世色全開なので、ヨーロッパの中世好きにはたまらないイベントだね。
旧市街の入り口で入場料(2011年は10ユーロ)かかるけれど、中世のコスプレをしていくと割引になる。
そういえば、日本の忍者のコスプレをしている親子(在仏日本人ファミリー?)を見たことがあるけど、 あの人たちも割引料金で入れたのかなぁ?
雨の土曜日
現地人からの盗み聞きで得た情報ですが、この中世祭り、土曜と日曜の2日間のうち、なぜか毎年土曜日は一度は雨が降り、日曜日のほうが好天に恵まれるそう。たしかに私も2回土曜日に行ったけど、2回とも一時的にとはいえ雨が降っていた気がする。
あれ、毎年そんな感じだったのか…。土曜日に行く場合は、傘をバッグに入れておいたほうが良いかもね。