長引くコロナ騒ぎで旅行などが制限される中、

  • 人ごみのない(コロナ感染リスクの低い)自然の中をのびのびと散策できて
  • スポーツ活動も制限されている中、運動にもなって健康的

という理由で、昨年からEMTBを始めて丸1年。秋と春に転倒で2回も肩を痛めたところを見ると、果たして本当に「健康的」と言えるのか疑問に思わなくもないけど、まぁ、健康的ということにしておこう。

さらに、

  • 世間のコロナの状況がましになったときにサクッと出かけられ
  • 世間のコロナの状況が急に悪化してもキャンセルなどの手間が省ける

という自由自在な点に注目し、車に自転車を積んでフランス国内を地味に旅行するという旅行スタイルが我が家で新たに誕生した。あとは直前までキャンセルできる宿をAirbnb辺りで確保するだけ。移動は他人との同席のないマイカーと自転車、貸別荘なので家主に数回会うだけだし、食事も自炊。ランチは持参したお弁当を食べる、ピクニックという名の「外食」。普段の都市生活よりも隔離状態なくらいだわ。

こうしてサクッとプロヴァンス地方を数日自転車で駆け巡ってみた。

コロラド・プロヴァンサル(Colorado Provençal)を上から眺める

プロヴァンス地方にオークル色の崖の地層が楽しめる場所がある、ということで今回はプロヴァンスのリュベロン地方にある、その名もコロラド・プロヴァンサル(Colorado Provençal)を見に行くことになった。オークル色の背景でポーズを決めて写真を投稿する人続出の「インスタ映えスポット」でもある。

「コロラド・プロヴァンサル」の真ん中は徒歩でしか入れないけれど、MTBで部分的にコロラド・プロヴァンサルの景色を楽しめるコースを走ることになった。観光案内所のオフィシャルコースの54番というコースらしい。

なんか、赤色で表示されてる上級コースなんだけど、私にこれを走れと?

ちなみに、MTBのコースは、スキーと同じで緑→青→赤→黒 と難易度が上がっていくんだけど、全国統一の基準があるわけではないそうなので、地方によって難易度が微妙に違う。そして、テクニック的に難しいから「上級」という場合と、体力的に難しいから「上級」を名乗る場合とがあるので、コースの説明ももれなく読む必要がある(電動だから体力的に難しいのはある程度カバーできるけど、テクニック的には…?笑)。

スタート地点はコロラド・プロヴァンサルの入口。途中から人の流れを離れて山に入りオークル色の山道を上っていく。ほどなくして現れるのがこの景色。

ここから見下ろすのが、コロラド・プロヴァンサル。オークルの崖が美しい。転落しないように要注意。

途中、コロラド風というかローランギャロス風というかリヨンのベルクール広場風というか、そんなオークル色の山道を外れ、ラベンダー畑が広がる場所をいくつも通ったりする。まだラベンダーの季節ではなかったけれど、シーズン中はさぞ美しいんだろうな。私たちが行ったときは赤いポピーがあちこちに咲いてたよ。

ここでお昼休み。用意してきたサンドイッチで一休みです。こういうときのお弁当は本来はおにぎり派だけど、今回はサンドイッチです。

こうして山を上ったり下ったりして、もう一度コロラド・プロヴァンサルを見下ろす場所を通り、Rustrelの村に到着します。

Rustrelの村

簡単にまとめてしまったけど、この54番コース、実際にはけっこう難しい場所もありました。

じゃ、コロラドプロヴァンサルを徒歩で見る場合はどうなんだろう?ということで、一応後日徒歩でも見に行ってみました。その様子は次のページで。

コロラド・プロヴァンサルの中を散策する

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