ルーマニアとハンガリーの国境そばのオラデアという町の近郊のバイレ・フェリックス(Baile Felix)という町に遊びに行きました。

紀元前から湧き出ていたという、ローマ人も楽しんだ温泉郷です。今日でも、温泉水を使ったプールやスパなどの施設や素敵なレストランや宿泊施設が並ぶリゾート地として世界的に有名です。リウマチとか婦人科系疾患などに効能があるらしい。

というわけで、ウォーターパークに行ってみました。写真の画質が悪いですが、↓こんな感じです。このお子様プールのほかにもいろいろなプール(スパっぽいプールなど)があります。

ここに連れてきてくれた案内人は、共産主義時代、独裁政権時代のことをよく知っている人ですので、当時のことを語ってくれました。

当時は、電気を使える時間が制限されていたり、生活は厳しく大変なことも多かったのは確かです。おかげで国が抱えていた莫大な対外債務は解消できたのですが…。また、住居も一応確保できバカンスにも皆平等に出かけられる、といった面もあったとのこと。色々大変と言いつつも、今となってはどこか懐かしんでいるような話しぶりなのが興味深いところです。

このバイレ・フェリックス、そんな当時も「みんなが平等にとれる」バカンス先(「人民保養地」とでもいえば良い?)として人気だったことでしょう。そういえば、団地っぽい大型ホテルも目立つせいかどことなく人民保養地の残り香が感じられる雰囲気です。

大きな温水プール(屋外です)があったので、入ってみました。

温水プールはお風呂くらいの湯加減でまさに「温水」プール。夏の正午頃(40度近い気温)にはちょっと厳しかったので、ここは30秒くらいで切上げ、冷水のプールでだらだらと水遊びを楽しみました。

写真はプールサイドで売っていたアイス。

粒状のアイスクリームで、お好みでいろいろなフレーバーを混ぜてもらえます。私のはストロベリーとチョコレートで地味なのですが、いろいろ混ぜるとカラフルでかわいい感じになるよ。

水浴びのあとはおなかがすいたので、遅めですがランチです。

こんな素敵なお庭を眺めるテラス席で、例によってチョルバ(具沢山のブイヨンスープ)からスタート。個人的にはランチならチョルバとパンとデザートだけで大満足なのですが、一応メインもとったので今日も昼からおなかいっぱいです。

プールの後 + おなかいっぱいの昼下がり、眠くなる要素満載ですね。

前の記事【スペイン】アンダルシアの地味な白い村周遊
次の記事今日は暑いので窓を閉めるよ