バカンスの初日は昼過ぎにアンチーブ (Antibes) に着いたので荷物をホテルに置いて一休みしてから町の中心部に散策に出かけました。とういわけでアンチーブの町歩き情報をお届けします。
要塞都市アンチーブ
ニースとカンヌとの間に位置するアンチーブは、ニースやカンヌに比べるとちょっと地味なイメージですが、フランス人と南仏の話になったときに、「あそこはいいよね」と言う人が多い印象があります。
さて、そんなアンチーブはヴォーバン侯爵が整備した要塞都市としても有名です。このヴォーバン侯爵というのは17世紀後半、国王ルイ14世の時代に要塞を造ったり既存の要塞を修復したりして近代的な要塞のスタイルを確立した人物で、フランスの国境近くや沿岸部などの都市を訪れると彼の携わった要塞が見られることがあるので、知っておくとフランス観光が少しはかどる歴史上の人物の一人と言えるでしょう。
散策のポイント
というわけで要塞を見たり、旧市街を散歩したりピカソ美術館を見たり、ビーチでのんびりしたりするのがアンチーブの町の中心部のおもな楽しみ方です。
下のギャラリーの最初の写真の奥に山が見えますが、このさらに向こう側にアルプスの雪山が見えることもあります(このときはサングラスをかけたらうっすら見えました)。温暖なアンチーブにいながら雪山の景色をを同時に楽しめるわけです。
旧市街はマルシェのあるCours Massénaから海側の一帯、ちょうどピカソ美術館(グリマルディ城)のある辺りが特に良い味を醸し出していると思います。
都市として大きすぎず、かといって小さすぎて不便というわけでもなく、観光する場所もあり、景色も良くダラダラとバカンスを過ごすこともできる感じがアンチーブの魅力なのではないでしょうか。
そして町の魅力を満喫できたら、アンチーブ岬の海岸線を散策するのもおすすめです。詳しくはこちらの記事でね。