昨年の年末に思い立ったNY旅行。日本とヨーロッパ以外の海外は4年ぶり。今回はこてこてに観光しようと思ってかなりはりきって綿密に計画を練りました。

航空券とホテルはずいぶん前に予約したし、米国入国用ESTAもとっくに申請済み。ニューヨーク・シティカードも買ったし、コンサートなどの予約系も全てOK。プログラムも天気の週間予報を見ながら練って、雨の日対策も考えた。必要な買い物もしたし、あとは荷造りとフライトのチェックイン…という状態の出発前日。休日だったので、朝から掃除なんかもきちんと済ませた。

が、綿密な計画のつもりだったのに、ひとつ大きな失態が発覚!

今回、モントリオールで乗継ぎだったのですが、カナダ入国用のeTA (AVEとも言いますが、これはフランス語。同じものを指します) を申請するのを忘れていた…ていうか、乗継ぎでも必要っていう発想すらなかった!

フライトのチェックインをしようと思ったらエラーになったから、何だろうと思って、航空券予約メールをよく確認。

「2016年からビザ無し渡航者はeTAの事前申請が必要になった」って、ちゃんと申請画面へのリンク付きで書いてあるじゃんっ!しかも72時間かかる場合があるとか書いてある…。(「普通は数分で承認される」とも書いてあるんだけど、こういう場合なぜか72時間の可能性の方にばかり目が行ってしまう)

いや、もう焦ったなんてもんじゃないですね。

長い間ヨーロッパ以外で乗継ぎをしたことが無かったこともあり、世界の入国手続きのトレンドに完全に乗り遅れてました。でも、ちゃんと航空会社のメールを見ていれば済んだ話ね。

「明日出発できないかも!?しかもカナダには用すらないのに…とにかく今すぐやらないと…」と、ぷるぷる震える手ですごい勢いで入力して7ドルを支払う。10分以内で承認されたんだけど、すごく長く感じた…。

心臓の鼓動もおさまった頃「でもさ、これ忘れてた人、結構いるんじゃないの?」と、うっかりさん仲間をこっそり探してやろうと思いつき(←性格悪い)ネットを見たら、やはり複数いました。当日空港で指摘されカウンター前でスマホで申請したとか、搭乗時間の直前に承認されたとか、承認がまにあわず次のフライトのチケットを買いなおしたとか、様々な経験談が。eTAの番号がパスポート番号とセットになるから、承認されていないと搭乗チェックインではじかれ搭乗すらできない模様です。

なお、eTAがない状態でネットでフライトのチェックインをすると、パスポート番号等を入力すると次のページで自動的にビザの種類やカナダの滞在許可証の情報など、長期滞在を前提とした入力項目が出てくるようになっています(eTAがきちんと承認済みの場合はそのページは表示されません)。

乗継ぎで海外旅行に行く場合、目的地だけでなく乗継地の入国手続きも要チェックですね。あと、予約メールに書いてある情報もしっかり読まないとだめですね。まあ、基本的な事ですが基本がなっていなかったので反省。たぶん、こういうのって中途半端に慣れている人が見落としがちなんでしょうね。

というわけで、夜もう一度チェックインをやり直し、無事出発できることになりました。

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