たくさん歩き回って疲れたけれど、疲れない方法でフランスを満喫したい方におすすめのプランをご紹介します。
それはイスラム寺院モスクに併設されているハマム (Hammam) です。フランスって言うか、イスラムじゃん・・・と思うかもしれませんが、フランスにいると日本でと比べてイスラム世界がぐっと身近になります。パリ最大のモスク(Mosquée de Paris)には、レストランやサロン・ド・テ、北アフリカ物産店、ハマム(トルコ風呂)が併設されており、気軽にイスラム文化を垣間見ることが可能です。

ハマムで癒しの時間
というわけで、今回のテーマはハマムです。
ハマムやサロン・ド・テはモスクそのものの入り口の反対側にあります。サロン・ド・テの入り口のカウンター脇に扉があり、そこがハマムの入り口となっています。一見、従業員用の扉のようにも見えて入りづらいかもしれませんが、普通に扉を開けて入っていって大丈夫です。

小部屋を通り抜けるとハマムの受付カウンターがあります。料金は前金制でここで入場料(15€)を払います。その他マッサージやゴマージュ(垢すり)や脱毛のセットメニューなどもあり、料金一覧からお好みのものを選べます。カウンターの先はホール兼マッサージコーナーです。真ん中がマッサージコーナーで、これを取り囲むように休憩スペースがあります。マッサージを行っている間を通り抜けて奥に進むと右側に更衣室があります。ロッカーは返却式1€ロッカーなので1€コインを用意しておきましょう。

更衣室を出て右側(先ほどのホールのつきあたり)のゴマージュ部屋を通り抜けて通路を進むと、蒸気が立ち込めたやや温度の低めのサウナに到着です。さらに奥には高温サウナと水風呂があります。低温のほうでもしばらくいると発汗効果抜群ですので(逆に高温のほうにしばらくいるのは結構きついかも…)垢すりをするとかなり手ごたえがあります。発汗と垢すりに満足したらシャワーを浴びて出てきて、サロン・ド・テの青と白を基調にしたテラスでミントティー(2€)を飲んだりすると熱いお茶なのに気分爽快です。

もちもの
持ち物ですが、水着(水着のような「下着」の人もいる)、タオル、垢すり、飲料水、洗面用具などといったところでしょうか。あとコインロッカー用の1ユーロ硬貨。ちなみにタオルは4ユーロでレンタル、垢すりは6ユーロで販売されています。

 火曜と日曜が男性専用、ほかの日が女性専用になっています。カップルで同時に楽しめないのが残念? まあ、イスラム教なので・・・。

 
Mosquée de Paris
39 Rue Geoffroy-St Hilaire 75005 Paris
ハマム営業時間 10:00-21:00  火曜と金曜は14:00-21:00
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