リヨンから車で30分ちょっと南下するとVienne(ヴィエンヌ)という町があります。ローマ時代の遺跡が数多く残る町として有名ですが、Jazz à Vienneという、夏のジャズフェスティバルでも有名です。

今回は車で行きましたが、リヨンから電車でも行けます。電車はイベント参加者用割引もあります。ただし、ヴィエンヌからリヨンまで帰りの電車は特別便があるものの、リヨン市内の交通機関が終ってたりする。あと週末なんかは渋滞するかもね。

さて、遺跡の中でも有名な劇場跡。ここで目玉となる野外コンサートが開かれます。世界の有名アーティストも案外来たりするのよね。基本はジャズなんだけど、毎年ロックの日が1日程度あるっぽい。

この遺跡の劇場ですが、コンサート会場としてなかなか魅力的です。雨が降らなければ…の話ですが。前回行ったときは途中で雨が降ってきてけっこうきつかった。

8時半頃からコンサートが始まりますが、日の入りの遅い夏の季節。高台の劇場跡でコンサートを楽しみながらステージの向こうに沈んでゆく夕日と夜景が楽しめます。

そして音響。リヨンのフルヴィエールの丘のローマ時代の劇場跡でもLes Nuits de Fourvières というコンサートをやっていますが、これも含めてローマ劇場コンサートは、毎回音響が良い印象です。古代ローマの音響テクノロジー(?)と関係があるのかな?

それにしても、2000年前もここに座って演劇なんかを楽しんだ人がいると思うと胸が熱くなるわね。

持っていくと便利なもの

クッション(座布団)をぜひ持参しましょう。遺跡なので客席は石。ということは、かたい&熱い。かたいのは想像しやすいでしょう。また、コンサートは夜とはいえ、夏の日差しを一日受けた客席は熱いです。終了時でもまだ熱いくらい。クッションがあってももちろんお尻周辺があついあつい…。

それから雨具。特にレインコート。夕立みたいなのが降るときもあるので、天気が微妙なときはぜひ忘れずに。ファンが雨に濡れながら自分の演奏を熱心に聞いてくれてる…って、アーティスト的にはすごく感激でしょうね。

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