とある秋の肌寒い昼下がり、山から拾ってきた栗でCrème de marrons (クレーム・ド・マロン)を作ろうということになったので山小屋にこもって栗の皮むき作業をしました。この一部を使ってまず夕飯用に栗ごはんを作りました。「栗ごはん」っていきなりちょっと写真のイメージと異なりますね・・・。

クレーム・ド・マロンというのは栗をペースト状にしたもので、日本で似たような食品をあげるとすれば「あんこ」みたいなものでしょうか。で、「あんこ」が苦手な相方に「クレーム・ド・マロンもあんこみたいなもんじゃん」と言ったら、思い切り否定されましたが・・・。

というわけで、今日は栗ごはんではなくてクレーム・ド・マロンのレシピ、行ってみましょう。

材料

   1500g (むいた状態で)
砂糖    150g(ほかの人のレシピよりかなり甘さ控えめかも。ていうか、フランスのお菓子のレシピは砂糖の量がちょっとすごい場合が多い…)
バニラエッセンス 適量

材料はこれだけです。ただし栗1500gって、ジャムの瓶4つ分くらいになりけっこうな量ですので、実際の栗の量にあわせて砂糖の量を調節してみてください。

調理方法

1. 栗を大きな鍋に入れてゆでる。10分とか15分とかそのくらいでしょうか?やわらかくなるまでです。

2. やわらかくなったら栗を鍋からミキサーに移し、ミキサーにかけます。水を少し加えると砕きやすくなります。

3. シロップを作ります。砂糖150gに対して水カップ2杯が目安です。写真のように泡ができてくるまで加熱します。

4.3の中にミキサーにかけた栗を少しずつ流し込み、よく混ぜながら煮込みます。

5. 写真のようにとろっとした感じになるまで煮ます。バニラエッセンスを加えます。

パンにつけたり、アイスに添えたりして召し上がれ。参考までにほかの人のレシピをネットで見るともっとたくさん砂糖が入っていたりするので、これはけっこう甘さ控えめな、栗の味を生かしたレシピだとは思いますが、病み付きになるのでダイエット中の人は要注意ね。

ちなみに今回使用している「栗」ですが、フランス語では Châtaigne (シャテーニュ) といいます。フランス語の Marron (マロン)  は街路樹でおなじみのマロニエの実のことなので別物なのです。ちょっと紛らわしいですね。Crème de châtaigne って言わないのはどうしてなんだろう? あ、マロン・グラッセも・・・。

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