ずっと前に、歴史的建造物に宿泊するという企画で、中世のシトー修道会の修道院を改造したホテルをご紹介しましたが、久しぶりにまた歴史的建造物に泊ってみました。今回はお城です。

ネットで見つけてそのインパクトの強さに一目ぼれして今回のブルゴーニュ旅行の宿に決定。

このお城の歴史は13世紀までさかのぼる。
ここから見える建物が、このお城のいちばん古い部分。

まずはこの外観ね。この、ゴザみたいな柄のブルゴーニュっぽいとんがり屋根の4つの塔に囲まれた「西洋の城」って感じの城に、「アンリ4世様式」ふうの外壁。現在の城主が廃墟を購入して修復したそうです(もともとインテリア装飾とかそういう方面の人らしい)。
ちなみにここはいわゆる「ホテル」ではなく、Chambre d’hôte という民宿のような宿に分類されます。

外観もだけど、一目ぼれしたのは↓この部屋ね。

イメージ的には、この写真の下には柵とかロープとかあって、側に暖炉の上の絵の説明とか書いてありそうでしょ?ここでは、そういうのは無くて、暖炉の前のいすに座りに行ったりして大丈夫。

天蓋付きのベッドってのもそんなにお目にかからないけど、その中でも甘口のロココ調お姫様ベッドとも違う、こういう中世風(?)の天蓋の中で寝る経験てなかなかないよなぁ…。

その名も「ルネッサンス部屋」。このルネッサンス部屋は塔につながっていて、塔の中がバスルームになっています。

古い建物を改造したホテルって中は完全に改装されて近代的なデラックスホテルになってたりすることも多いんだけど、ここは元の雰囲気をかなりきちんと残しているのが特徴的。特に城内の天井の梁に描かれている見事な模様は当初のままとのことで、このお城は史跡として登録されています。

朝食はパン類とカフェオレとジュースという典型的なフランス朝食なのですが、朝食の部屋もまたすごい感じ。

ホテルに宿泊というより、まさに古城で時を過ごす体験として楽しみたい場所です。

こんなすごい城なんだから宿泊料もさぞお高いのでは…と思うところなのですが、拍子抜けするお手頃具合です。

ちなみに現在の城主は、1960年代だか70年代だかに日本の某有名デパートの何かのプロジェクトのために1か月ほど東京に滞在経験ありで、さらに親戚には1930年代の日本在住だった人物も。第2次世界大戦の開戦で帰国されたとのことだけど、戦前に日本在住のフランス人てけっこう珍しいよねぇ。

「この部屋で煙草吸っちゃだめですよ」と葉巻きをくわえて注意事項を案内してくれる愉快な城主です。

場所はブルゴーニュのモルヴァン自然公園 (Parc naturel Régional du Morvan) の中。これまた車でないとアクセスできない場所です。レストランも徒歩圏内にはないし。ほんと、馬の足で移動していた時代は移動が大変だっただろうね。

とはいえリヨンから車で2時間弱。ちょっとした非日常を味わいにまた来年くらいに行きそうな勢いだわ。

Château de Ménessaire

21430 Ménessaire

http://www.chateaudemenessaire.com/MENESSAIRE/Chateau_de_Menessaire.html