オーヴェルニュには「フランスで最も美しい村」に入っている村がいくつもあるからどこへ行くか迷った挙句、宿や次の日の旅程の関係でブレール (Blesle) という村を選んでみた。

美しい村というのは、美しいとはいえ所詮は村なので、1時間から大きな村でも3時間もあれば観光できる場合が多い。なので、美しい村好きなもじゃもじゃうさぎはどこかに行くときは近くに「美しい村」があるかチェックして、スケジュールに組み込んでみる。

Blesle(ブレール)の村の様子は?

2013年の「フランス人のお気に入りの村 (Le village préféré des Français)」のオーヴェルニュ代表にもなったこの村では、11~12世紀頃のロマネスク様式の教会や中世の建物がみどころ。

あまり予習しないで行ったところ、あちこちの「うんちくプレート」にいろいろ説明があるものの「●●の家」とか言われても「だれ?」ってかんじの人名が多く登場して、村の歴史が頭に入りにくかった・・・残念。

大まかに言えば、

  1. 中世に女子修道院が建てられた。貴族の女性しか入れなかったらしい。
  2. 貴族専用だったロマネスク様式のサン・ピエール教会 (Eglise St. Pierre) にはもともと鐘楼があったけれど壊されてしまった。
  3. 村にはもう一つサン・マルタン教会 (Eglise St. Martin) という庶民用の教会があったが、フランス革命のときに国家財産として売却され、後に壊されてしまった。その際鐘楼だけは残された。
  4. 上記2と3によって、この村には鐘楼が無い教会と教会が無い鐘楼とがあることになる。

ということらしい。

Bousselargues の田園風景を楽しむ

一応ブレール村に属してはいるけれど車で10分くらいのところに、小川の流れる Bousselargues という集落がある。

このBousselargues、緑が多く素朴な村の良い味をかもし出している。

ブレールに行って時間に余裕があったらぜひ足をのばしておきたい。

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