12世紀からフランス革命までシトー修道会の修道院で、その後一時期ロスチャイルド家の所有となっていた建物を用いたAbbaye des Vaux de Cernay というホテルに2泊3日で泊まってみたのでご紹介します。

観光名所となっている歴史的建造物を見に行くというのは旅先での主要なアクティビティのひとつですが、「歴史ある建物に泊まってみる」というのもなかなかおもしろいものです。城などの古い建物を改造したホテルというのが、フランスのあちこちにあります。この手の宿泊施設は車がないとアクセスしにくい立地のことが多いのですが、風格ある建物の中や庭をうろうろできたりレストランやプールやスパなどが併設されていたりするので、ホテル自体を観光し満喫するというのんびり型の滞在に適しており、しかも費用面では想像よりはずっとアクセスしやすかったりします。

このAbbaye des Vaux de Cernay はパリから南西に向かって車で1時間弱、ランブイエから12 km の森の中にあります。敷地の門を車で通過し広大な庭を眺めながら進んでいくと駐車場がありますので、ここで車を下りフロントへ向かいます。

どうやって楽しむ?
いくつかの建物で構成されているホテルなのですが、これらの建物のうちのひとつの地下にジャグジーとサウナとハマムとフィットネス室とを備えたスパコーナーがあります。広々とした空間を1時間ごとに貸切で使えるので、ゆったりと楽しめます。

修道士たちの大広間として使われていた建物は現在はパーティー会場として使われています。

そのほか聖堂の廃墟をはじめ、小さな廃墟が広大な庭に点在しているので、これらを見ながら散策したり池でボートで遊んだりしてのんびりと過ごせます。
適度な枯れ具合が残っているというか、がんばりすぎてわざとらしい雰囲気になっていないところに好感がもてます。ただし雨が降るとちょっと退屈する可能性があるのと(部屋にはテレビが無くアンティークのラジオが置いてありました)、カフェなどが入っているものの敷地内での飲食はやや高い上に、客室にはミニバーが無いということを頭に入れておきましょう。

私たちは朝食が遅くまでオープンしているのを良いことに、遅めの時間にもりもりと大量食いして夕食までもたせるという作戦をとりました。いえいえ、朝食の種類が豊富で庭の眺めも美しいのでつい長居を・・・。
ところで、眺めが良い屋外で時間を気にせずにたっぷりとる朝食って至福のひとときだと思いませんか? ほら、テーブルに並ぶスクランブルド・エッグとカフェオレとオレンジジュースと各種パンの向こうに美しい景色を眺めながら、「今日どうするー?」とか同行者と言いあっているあのときって、出勤前に冴えない顔をしながら、とりあえずパンをカフェオレでのどに流し込む朝食と明らかに違った雰囲気でしょう?

ホテル以外で飲食
そういえば、1泊目の夕食はホテル内のレストランでのすてきなディナーだったのですが、2泊目は別のところに食べに行きました。近くの Auffargis という村では飲食店が見つけられず、Cernay la Villeで唯一開いていたのが「中華兼なんちゃって日本食」レストラン・・・。ということは、このホテルの節約派宿泊客がこのアジア食堂に押し寄せたりするのでしょうか? ランブイエまで行けばもう少し選択の余地があるでしょう。

ちなみにいずれの場合もそれなりの距離がありますし、ホテルは森の中なので徒歩での移動はちょっと厳しいかと思います。

Abbaye des Vaux de Cernay
78720 Cernay la Ville
www.abbayedecernay.com

 

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